習氏訪ロは助け舟 「外圧反対」で結束 プーチン政権

ロシアにとって、中国の習近平国家主席の来訪は「助け舟」と映る。 ウクライナ侵攻が長期化する中、西側諸国の対ロ制裁に加え、国際刑事裁判所(ICC)が戦争犯罪の容疑でプーチン大統領の逮捕状を発付。今回、あらゆる外圧に反対する中ロの結束を誇示し、ロシアが孤立していないと強調することがプーチン政権の最大の外交目標となった。 プーチン政権は制裁に関し、非軍事的手段を組み合わせた「ハイブリッド攻撃」を仕掛けられていると解釈。ICCの逮捕状にも「大統領に対するいかなる攻撃も、わが国への攻撃と見なす」(ウォロジン下院議長)と猛反発した。ロシア国民の動揺を抑え、逆に結束を促そうと必死だ。 侵攻直前の昨年2月にプーチン氏は訪中しており、侵攻後初めて習氏の訪ロが実現したことで、コロナ禍で途絶えた中ロ首脳の「シャトル外交」が復活した。中国はロシアと同様にICCに加盟しておらず、習氏は滞在中にプーチン氏の年内訪中を招請。今回の首脳会談で次の訪中に道筋を付け、逮捕状は「無効」(ペスコフ大統領報道官)と宣伝したかったロシア側の期待に応えた。 ロシアが苦戦する中、中国は侵攻1年の節目に「和平と対話」を促進する立場を文書で公表。習氏は訪ロ後、ウクライナのゼレンスキー大統領とオンライン会談するとみられている。敵の徹底抗戦が揺らげば、ロシアにとっては好都合。対ロ武器供給の可能性も含め、中国からの物心両面の支持は長期戦に必須となる。 ただ、習指導部は「民族自決」を口実にしたロシアによる占領地の併合を認めていない。少数民族の分離・独立の動きを警戒する中国にとって「領土一体性」は至上命令。表向きは「友好は無限」(昨年2月の中ロ共同声明)とうたうが「核心的利益」の相互承認には限界も見える。

トランプ氏疑惑でNY警戒強化 「早ければ22日起訴の可能性」

トランプ前米大統領が不倫相手に口止め料を支払い、もみ消しを図ったとされる疑惑で、ニューヨーク・タイムズ紙は21日、早ければ22日にトランプ氏が起訴される可能性があると伝えた。トランプ氏は自身が21日に逮捕されると主張し、支持者に抗議行動を呼びかけている。同日を迎え、疑惑の捜査が進むニューヨークでは市警が警戒を強化した。 同紙によると、21日は審理する大陪審の動きはなく、22日に少なくとも1人を呼び出して証言を求める見通し。大陪審が検察から罪状の説明を受け、起訴の是非を判断する流れとなる。 トランプ氏が出頭を命じられて従わない場合、逮捕状が出される。ニューヨーク市警は、全警察官に制服を着用して警戒するよう指示。ニューヨーク・マンハッタンの裁判所では爆破予告があり、市警が建物を捜索する騒ぎとなった。 ニューヨーク州検察はトランプ氏側が2016年大統領選の直前、不倫関係にあったポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに口止め料を支払った疑惑について大詰めの捜査をしている。

「何かに当たったと思う」軽乗用車を運転中に歩行者の女性と接触も逃走 ひき逃げ容疑で会社員の女(46)を逮捕 女性はろっ骨を折るけが【高松市】

今月19日夜に、高松市の市道で車を運転中に歩行者と接触しけがをさせたにもかかわらずそのまま逃走したとして、ひき逃げの疑いで女が逮捕されました。 過失運転傷害・道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されたのは、高松市川島東町の会社員の女(46)です。警察によりますと、女は19日午後9時40分ごろ、高松市小村町の市道で軽乗用車を運転中、歩行者の49歳の女性と接触したあとそのまま逃走した疑いです。 警察は当初、あて逃げ事故として捜査していましたが、その後女性はろっ骨を折るなど2週間のけがをしていたことが判明。女性から診断書の提出を受けた警察が、ひき逃げ事件に切り替えて、事故現場に落ちていたミラーから車種を割り出すなどして捜査をしたところ、女の犯行が特定されたため、昨夜(21日)逮捕したものです。 調べに対し、女は「何かに当たったと思う」と供述しているということで、警察はなぜ女が事故現場から逃走したかなどについて調べを進めています。

離婚で失速…道端ジェシカ「資産114億F1レーサーと熱烈キス」豪華結婚式での純白ウェディング姿

純白のウェディング衣装で、最愛のパートナーとキス。 逮捕されたファッションモデルの容疑者は、幸せだった「あの時」をどう振り返っているのだろうか――。 警視庁薬物銃器対策課は、3月20日までに道端ジェシカ(38)を麻薬特例法違反の疑いで逮捕した。海外から成田空港に到着した荷物に、合成麻薬MDMAが隠されているのを税関職員が発見。通報を受けた捜査員が、送り先の東京・六本木の高級ホテルに荷物が届くと同時に室内へ踏み込み、ジェシカと一緒にいた40代の知人男性を逮捕したのだ。 「逮捕を受け姉のカレンさんがSNSで〈このたびは妹夫婦がお騒がせして申し訳ございません〉とコメントしていることから、知人男性は交際している米国人プロデューサーだと思われます。男性はパートナーで結婚はしていません。MDMAは別名『セックスドラッグ』と呼ばれ、興奮や幻覚を促進する作用があるといわれる。ジェシカと知人男性は、容疑を否認しているそうです。 最近のジェシカは、日本で目立った芸能活動をしていませんでした。米国に拠点を置き、スピリチュアルな生活をおくっていたとか。最近の彼女のSNSには、こんな書き込みがあります。〈(南米のカエルの)毒といえども、人間にとっては素晴らしいメディスン(薬)。このメディスンが体のあらゆる部分をスキャニングし、ヒーリングが必要な所を探してくれます〉と」(芸能プロダクション関係者) ジェシカが失速するキッカケとなったのが、資産114億円といわれる英国人の元F1レーサー、ジェンソン・バトン(43)との離婚だろう。『FRIDAY』(’15年1月23日号)は、2人がハワイであげた豪華結婚式の様子を伝えている。再録して、ジェシカが幸せだった瞬間を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。 ◆ジェシカの結婚苦心 白い砂浜、青い海、さんさんと降り注ぐ太陽、そしてドレスで着飾った美女たち……。 ’14年12月29日に、ハワイで行われたジェシカとバトンの結婚式の様子だ。「道端3姉妹」の長女カレン、3女アンジェリカも2人を祝福。門出に華を添えた。 「2人は、’06年2月に知人の紹介で知り合ったそうです。同年の暮れには交際に発展。’10年5月に一度破局したものの2ヵ月ほどで復縁し、’14年2月に婚約します。結婚式はハワイのマウイ島で、100人ほどの近親者を招いて開かれました」(ジェシカの知人) 英紙『サンデー・タイムズ』によると、バトンの総資産は約114億3000万円。当時は英国人スポーツ選手の長者番付で、2位にランクインしていた。だがバトンは、ジェシカになかなかプロポーズをしない。 「結婚したいジェシカはバトンに圧力をかけ、いろいろと苦心したようです。バトンが熱中していたトライアスロンを始めたり、スピリチュアルカウンセラーに運気を上げてもらうための教えをこうたり……。努力の末、ようやく結婚にいたったそうですよ」(同前) 結婚式で最高の笑顔を見せていたジェシカ。だが2人の結婚生活は長く続かなかった。争いが絶えず1年ほどで離婚。ジェシカは生活の拠点を米国へ移すと日本での活動が減り、今回の逮捕にいたった。衝撃はあまりに大きく、姉や妹だけでなく芸能界全体に波紋が広がっている。

習・プーチンが会談しているその時間、岸田首相はウクライナ・ブチャへ

ウクライナを電撃訪問した岸田文雄首相が21日(現地時間)、ウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談に先立ち、キーウ(キエフ)近郊都市ブチャを訪問した。ブチャは、開戦初期ロシア軍に占領された際に数多くの民間人が虐殺されて今回の戦争の惨状を象徴する都市だ。 AFP通信は岸田首相がこの日現地時間で正午を少し回った時刻に首都キーウの駅に到着し、直ちに列車に乗ってブチャに向かったと伝えた。ブチャ訪問はゼレンスキー大統領との首脳会談に先立ち行われた。 岸田首相は昨年2月ロシアのウクライナ侵攻以降、キーウを訪問していない唯一の主要7カ国(G7)の指導者だった。この日岸田首相の訪問に対し、ウクライナは「アジア諸国の団結のジェスチャー」としながら歓迎の意を明らかにした。 エミネ・ジャパロワ第1外務次官は「今回の歴史的訪問はウクライナに対する日本の強力な連帯と協力の表れ」とし「日本がウクライナの未来の勝利に寄与してくれたことに感謝する」とソーシャルメディアでコメントした。 今回のウクライナ訪問は日本国会の事前承認を経ないまま電撃的に行われた。共同通信によると、岸田首相は前日インドで日本企業関係者との夕食会に参加した後、午後7時前にホテルに戻り、外務省が午後7時20分ごろ記者団への説明会を始めると同時にホテルを出発したと推定される。 日本では国会会期中に首相や閣僚が海外出張に向かう場合、事前に国会承認を得ることが慣例だが、岸田首相は当初日本に戻る日程を変更してポーランドを経由してウクライナに向かった。国会承認を得る過程で日程と動線が明らかになる場合、安全を確保することが難しいとの判断によるものだという。 岸田首相の異例の行動に国会は「理解できる」としながら「非常に意味があり重要な訪問」と肯定的な評価を出した。第1野党である立憲民主党の岡田克也幹事長は「歓迎したい。非常に有益」と論評したほか、国民民主党の玉木雄一郎代表は「高く評価している」と明らかにした。 今回の岸田首相のウクライナ訪問は中国の習近平国家主席がロシアを訪問してプーチン大統領と会ってウクライナ紛争について議論する中で行われて目を引いた。 タス・スプートニク通信などによると、前日から2泊3日の日程でロシアを国賓訪問している習主席はこの日午後の会談のためにクレムリン宮に到着した。この日の会談は首脳間の単独会談に続き代表団が同席する拡大会談、署名式、共同声明発表、夕食会の順に行われる予定だ。 今回の会談で両国首脳は両国関係および主要な国際・領域内の懸案について話し合う予定で、ウクライナ事態解決に向けた方案も議論される。 これに先立ち、中国は先月24日、開戦から1年を迎えるタイミングで「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」と題するコメントを通じて、ウクライナとロシアが対話を再開して休戦を模索するよう求めたことがある。 習主席が今回のプーチン大統領と首脳会談を行った後、ゼレンスキー大統領との画像会談を推進しているとの報道もある。ただし、習主席のロシア訪問直前、国際刑事裁判所(ICC)がプーチン大統領に対して戦犯容疑で逮捕令状を発行し、習主席の仲裁が退色する状況に処した。 一方、岸田首相のウクライナ訪問に合わせて、ロシアは東海(トンへ、日本名・日本海)上空に戦略爆撃機を飛ばしたとロイター通信が報じた。ロシア国防省はこの日の声明で「戦略ミサイル爆撃機Tu-95 MS2機を出撃させて日本海上付近での飛行を実施した」とし「戦闘爆撃機は戦闘機の護衛を受けて計画された飛行を実施し、国際法を順守した中で中立水域で行われた」と発表した。