高校中退しキャバ嬢→闇バイト…「名家のお嬢様」がナミと呼ばれるまで【ルフィ事件】

被害総額60億円と言われている広域特殊詐欺事件、通称「ルフィ」事件。実行犯のひとりで、漫画『ONE PIECE』になぞらえて「ナミ」と揶揄された寺島春奈容疑者は、いったいどのような人生をなぞって犯罪者になったのか。実行犯たちの素顔に迫ったルポルタージュ『「ルフィ」の子どもたち』(扶桑社新書)より一部を抜粋・編集し、“名家のお嬢様” がいかにして転落したのかについて明らかにする。(全2回/2回目) ● 高校を中退後に キャバクラ勤務の噂も 寺島の小中学校時代の同級生に当たることで、すぐに「タバコ」の裏付けが取れた。地元の青年となった同級生は少し興奮気味に話した。 「1番覚えているのは、モテたことかな。やっぱり昔から可愛かったですから、男子には人気ありましたよ。小学校のときはおしとやかなイメージもあったけど、中学になると活発で、ソフトテニス部に入るとますます人気が出た感じですね。高校は別の学校だから、よくわからないですけど、高校に入ると悪い連中とつるむようになって、退学したと聞いてました」 悪い連中とはどんな人間だったのだろうか。 「このへんは田舎だから“本当の悪さ”をするわけではないですよ。夜中にコンビニでたむろしたり、禁止されているカラオケに行ってタバコ吸ったり、原付で2人乗りしたり。そんな程度でも田舎じゃ『ワル』と見られます。制服のスカートを短くしたり、派手な格好をするだけでもね。なぜそんなことをしたかって?自分がいる環境が息苦しかったんじゃないですか。寺島の家は教師一家で、名家だと周りから見られているのは寺島も感じていたと思います。実際、寺島のきょうだいもみんな優秀でした。ただ寺島にはそう振る舞うことができなかった、それだけじゃないですか」 シンプルな答えではあったが、納得できた。 「高校を中退したあと、寺島が権堂(=長野市随一の繁華街)でキャバ嬢をしてるって噂が流れたんですよ。まだ18にもなっていない年だから、お姉ちゃんの身分証を使って働いてるとかって話題になって。そっとしておいてあげればいいのにな、って思ってましたけど……」 周辺を取材していると、生育環境の良さを感じた。都会育ちの筆者にとっては、自然や、地域のつながりというものに憧れを抱くことがある。ただ、土地の人にとってはその濃密さに辟易することもある。ただでさえ寺島家は「名家」の名を轟かせていた。取材中も「寺島春奈」という個人名よりも「寺島さんちの子」と捉えている住民のなんと多かったことか。しかし、寺島はそんな地元を悪く言わなかった。別の女性の同級生は寺島に好意的だった。 「20歳のときに同窓会をしたんですけど、東京からわざわざ参加してましたよ。その時に東京ではやりの”ギャル”の格好をしていて浮いてたけど。たしかにこのへんじゃ、高校中退には『ワル』のレッテル貼られるけど、堂々としていましたよ。楽しそうにお酒を飲んで、久しぶりの地元を満喫している感じでした。同級生ですから、会って話せばすぐに昔の春奈に戻ってましたね」

「私人逮捕の次はこういうのが流行る」へずまりゅう 弁護士連れて家庭訪問は違法か

4月8日、“元・迷惑系YouTuber”のへずまりゅう氏が、自らを誹謗中傷した人物の自宅へ、弁護士を伴い「家庭訪問」したことをXで報告。 「警察を呼ぶと言われましたが敷地内には入っていないので建造物侵入に当たらないです」 「50万円で示談できたので彼の名前や住所は晒さないことにします」 などと述べ、物議を呼んでいる。

衆院・東京15区補選、初の週末 各党幹部ら駆けつけ支持求める

28日投開票の衆院東京15区補欠選挙は20日、選挙戦に入って初めての週末を迎えた。立候補者たちは選挙カーで各地域を巡り、街に出ていた家族連れや買い物客に支持を求めた。【長屋美乃里、白川徹、小林遥】 NHKから国民を守る党の福永活也氏(43)は、弁護士の知見を生かし、離婚後の養育費の不払い問題などの解決を目指す。同党は、自民党の政策に基本的に賛同しているという。今回は自民候補がいないため、自民支持層の取り込みを狙う。 20日午前11時、無所属の乙武洋匡氏(48)が演説したのは、豊洲市場の観光施設の前。小池百合子知事と大久保朋果・江東区長が応援に駆けつけた。乙武氏は、災害時の避難所施設のバリアフリー化や消費税減税などを訴えた。 参政党の看護師、吉川里奈氏(36)は正午過ぎ、木場駅前でマイクを握り、コロナワクチンの危険性やインボイス制度の廃止を訴えた。夕方には神谷宗幣代表が応援に駆けつけ、「外国資本から日本を守る」と主張した。 無所属の元衆院議員、秋元司氏(52)は夕方、豊洲駅近くで演説した。汚職事件での自身の逮捕は「でっちあげだ」と主張し、司法制度改革を訴えた。選挙戦では、中小・零細企業への支援や賃上げの実現を掲げている。 日本維新の会の元会社員、金沢結衣氏(33)は砂町銀座商店街で、買い物客に支持を呼びかけた。豊洲での演説では、「江東区で活動を始めて5年。地元の声を国政に届ける」と訴えた。同会の共同代表の吉村洋文・大阪府知事が応援に来た。 つばさの党のIT会社社長、根本良輔氏(29)は、少子高齢化が進んで若い世代の負担が増えるとして、年金制度改革を訴える。他にも、科学技術やベンチャー企業への重点投資、消費税の引き下げなどを提唱している。 午後2時、立憲民主党の元区議、酒井菜摘氏(37)は豊洲のホームセンター前で演説。女性議員らが応援に来た。「立憲の仲間と連帯し、女性の声を国政に届ける」と訴えた。別の演説場所には、岡田克也幹事長や枝野幸男衆院議員も来た。 日本保守党の麗沢大客員教授、飯山陽(あかり)氏(48)は「日本を豊かに、強く」と力を込める。議員が地盤を子どもに継がせる「議員の家業化」の廃止や消費税減税、伝統や文化を守ること、憲法9条や皇室典範の改正を掲げる。 自転車で江東区内を回ってきた無所属の元参院議員、須藤元気氏(46)は、対話の機会を増やすために徒歩で移動。公園で家族連れと握手し、スーパーの前で演説した。減税やインボイス制度の廃止を訴え、「再び国会で戦わせて」と語った。 期日前投票は27日までの午前8時半~午後8時、江東区役所や豊洲シビックセンターなど9カ所で実施している。15日現在の選挙人名簿登録者数は43万890人(男性21万159人、女性22万731人)。

交際相手の女性を刺して殺そうとした疑い 岡山県警津山署、32歳男を逮捕

交際相手を刃物で刺して殺そうとしたとして、岡山県警津山署は20日、殺人未遂の疑いで津山市の介護士の男(32)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午前6時ごろ、男の自宅で、交際相手の同市、女性介護士(22)の背中を包丁(刃渡り16センチ)で刺し、殺害しようとした疑い。「刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と否認している。女性は病院に搬送されたが軽傷のもよう。 同署によると、男が119番し、消防が「女性が刃物で刺され、救急搬送する」と通報。男が現場に駆け付けた署員に包丁で刺したことを認めたため緊急逮捕した。2人に何らかのトラブルがあったとみて詳しい状況や動機を調べる。