名無しの権兵衛

参院は15日の本会議で、政治家女子48党のガーシー（本名・東谷義和）参院議員を、懲罰処分としては最も重い除名とすることを議決した。 尾辻秀久議長が除名を宣告し、ガーシー氏は即時議員の身分を失った。国会議員の除名は、衆参通じて72年ぶり3例目で、国会欠席に基づくケースは初めて。 ガーシー氏は昨年7月の初当選以降、一度も国会に登院せず、参院が科した「公開議場での陳謝」の懲罰にも応じなかった。 採決では、自民、立憲民主、公明、日本維新の会、国民民主、共産各党が賛成に回った。 ガーシー氏は芸能界の裏話などに関する「暴露系ユーチューバー」として知られる。参院選では旧NHK党から出馬し、比例代表で28万票余りを集めて初当選。しかし、「海外で活動すると公約した」「不当逮捕の恐れがある」などとして帰国を拒んできた。 ガーシー氏の除名を受け、旧NHK党の比例名簿に従い、繰り上げ当選者が決まる。

国際刑事裁判所（ＩＣＣ）が、ロシアがウクライナ侵攻で犯した戦争犯罪の処罰に向け強制捜査手続きに入る。ウクライナ戦争で初めてロシア人に逮捕状も発給されるものとみられる。 欧米のメディアが１３日に伝えたところによると、ＩＣＣ検事室はロシアがウクライナ戦争の過程で犯した犯罪容疑２件に対する捜査を開始し、関係した人物に対する逮捕状を請求する方針という。カリム・カーン検事は昨年２月の開戦後からウクライナで発生した戦争犯罪、反人道的犯罪、集団虐殺の可能性などを調査してきた。 ＩＣＣは「児童大規模拉致」と「民間インフラ施設攻撃」を主要容疑に挙げた。ロシアは昨年２月の開戦後、人道主義的救助を装ってウクライナの子どもと青少年をロシアに連れ去りロシア人家庭に養子縁組させた。また、ウクライナから連れ去った児童を「再教育キャンプ」を経てウクライナ国内の占領地や自国本土に強制的に養子縁組に送った。児童の相当数は孤児院や委託家庭などから拉致されたという。 ＩＣＣ関係者は集団虐殺（ジェノサイド）容疑が適用される可能性もあると伝えた。国連の「ジェノサイド罪の防止と処罰に関する条約」によると、集団内の児童を強制的に他集団に移動させることも含まれる。合わせてＩＣＣはロシアが昨年１０月からウクライナ国内の水道、ガス、発電所など、軍事施設とみなされない民間施設を故意に攻撃した点も戦争犯罪行為と判断した。 一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官はこの日、「ロシアはＩＣＣも、ＩＣＣの管轄権も認めない」と明らかにした。ロシアは２０１６年にＩＣＣから脱退しており、ＩＣＣ非加盟国の市民はＩＣＣの司法処理対象にならないという立場だ。

大麻のようなものを有償で譲り受けたとして、鹿児島中央警察署の巡査の男が１４日夜、逮捕されました。 麻薬特例法違反の疑いで宮崎県警に逮捕されたのは、鹿児島中央警察署地域課の巡査・吉松紘大容疑者（２４）です。 宮崎県警によりますと、吉松容疑者は去年８月１１日、宮崎県串間市の駐車場で、大麻のようなものおよそ３．２グラムを有償で譲り受けた疑いです。 串間市の会社員・河野陽也容疑者（２４）と共謀し、日南市の会社員・米衛航汰容疑者（２４）から譲り受けたとみられ、３人は同級生だということです。 警察は１４日、吉松容疑者の自宅などを家宅捜索し、大麻を使う器具などを押収しました。警察は認否について「捜査に支障がある」として明らかにしていません。 吉松容疑者は去年４月に鹿児島県警の警察官として採用され、犯行当時は県警察学校に入校中だったということです。 鹿児島県警の樋渡公義首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。宮崎県警の捜査を踏まえて厳正に対処する」とコメントしています。

宮崎県警は１４日、大麻を譲り受けたなどとして、鹿児島県警警察官の男（２４）（鹿児島市）ら５人を麻薬特例法違反（規制薬物としての譲り受け）や大麻取締法違反の疑いで逮捕したと発表した。

いわき市山田町堀ノ内の自宅で根岸三男さん＝当時（77）＝が殺害された事件で、根岸さんの喉仏に近い首の骨が折れていたことが14日、いわき南署捜査本部への取材で分かった。捜査本部は、根岸さんの内縁の妻で、殺人の疑いで逮捕された柳田マサ子容疑者（75）が、体重を乗せて根岸さんの首を両手で圧迫するように絞めて殺害したとみて捜査している。 捜査本部によると、根岸さんの死因は首を圧迫されたことによる窒息とみられる。また、頭や顔面の骨にはひびが入り、手や腕には暴行を防ごうとした際にできたとみられる複数のあざも確認されているという。 根岸さんの傷の状況などから捜査本部は、柳田容疑者が何らかのものを使って根岸さんを暴行した後、横たわった根岸さんの上から、ある程度の時間にわたり首を絞めて殺害したとみており、事件前に2人の間に何らのトラブルなどがなかったなどを調べている。 捜査本部は14日、柳田容疑者を送検した。柳田容疑者はジャンパーを頭からかぶり表情はうかがえなかったが、しっかりとした足取りで車両に乗り込んだ。