茨城県筑西市の自宅で顔から血を流して倒れていた72歳の夫を9時間にわたり放置し死亡させたとして、71歳の妻が逮捕されました。 保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは、筑西市関本上の無職、堀木啓子容疑者(71)です。 堀木容疑者は先月15日の夕方、自宅の寝室で夫の幸一さん(72)が顎から血を流して倒れていたにもかかわらず、およそ9時間にわたり放置し、死亡させた疑いがもたれています。警察によりますと、幸一さんの全身にはあざがあり、司法解剖の結果、死因は外傷性ショックでした。 取り調べに対し、堀木容疑者は容疑を否認したうえで、「夫は足が不自由でよく転んでいた」と供述しているということで、警察は事件のいきさつを詳しく調べています。