女性からバッグをひったくろうとし、ミニバイクで路上を引きずってけがを負わせたとして、警視庁捜査3課は強盗致傷の疑いで、東京都豊島区南長崎の会社員、宮ノ原椋介被告(32)=別の窃盗罪で起訴=を再逮捕した。「ひったくろうとして引っ張ったのは間違いない」などと供述している。 同課によると、宮ノ原容疑者はミニバイクに乗り、横断歩道付近を歩いていた女性を後方から追い抜きざまに手提げバッグを奪おうとした。その際、バッグを離さなかった女性が転倒したにも関わらず、約7メートルにわたり路上を引きずったという。女性は「今でもバイクの音が聞こえると体が震えてすくんでしまう」と話しているという。 宮ノ原容疑者は7~8月の約1週間で他にも3件のひったくりに関与したとみられる。 再逮捕容疑は7月27日午前0時半ごろ、新宿区西落合の路上で、歩いていた30代女性からバッグを奪おうとし、全治約2週間となる後頭部打撲などのけがを負わせたとしている。