警視庁の警察官→大阪府警の捜査員→検事 代わる代わる電話「マネロン事件で口座が不正利用」「協力しないと逮捕」と脅され…男性は大阪府警本部を訪れるもウソ電話と発覚

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大阪府警は、「マネーロンダリング」事件の捜査員を装い現金をだまし取ろうとする不審な電話が数件、かかっていることが確認されたと発表しました。警察は警戒を呼びかけています。 大阪府警によりますと、6月に東京都に住む40代男性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗る男から電話があったということです。 男は電話の中で、5月にペーパーカンパニーの銀行口座を悪用し、マネーロンダリングを請け負っていたとみられる組織のメンバーらが逮捕された事件をめぐり、男性の口座が不正に利用されていたなどと伝えました。 その後、事件を担当する大阪府警の捜査員を装った別の男から連絡がありビデオ通話で「犯罪に使われた資金を調査する。協力しないと逮捕する」などと男性は脅されたということです。 さらに検事を装った別の男が「大阪府警本部へ説明に行くか、口座を凍結するか、資金の調査用口座に預金を移すかの3つのうちから選ぶように」と迫りました。 男性は府警本部へ行くことを選び東京から大阪まで移動して大阪府警本部を訪れたところ、ウソの電話であったことが発覚したということです。 男性に現金の被害はありませんでした。 他にも同様の不審な電話が数件確認されているということで、大阪府警は「警察官を名乗る者から、電話が来たら1度電話を切って、その警察署もしくは大阪府警本部に確認してほしい」と呼びかけています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。