酒田・連続放火事件で消防団幹部の男を送検、ほかの不審火との関連も捜査

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酒田市内の空き家への放火の疑いで酒田市消防団幹部の男が再逮捕された連続放火事件で男の身柄が22日午前、 山形地方検察庁鶴岡支部に送られました。 警察は、これまで逮捕容疑となった2件以外の不審火との関連についても調べを進めています。 送検されたのは、酒田市北新町2丁目の無職で、酒田市消防団の第1分団副分団長・田賀一稀被告(27)です。 警察の調べによりますと、田賀被告は先月10日夜、酒田市北新町2丁目の空き家に火を付け、 建物の外壁などを焼いた疑いです。 田賀被告は先月30日に起きた酒田市公園会館への放火の罪で、すでに起訴されています。 これまでの調べに対し容疑を認め、「仕事や消防団活動の忙しさなどのストレスがあった」などと供述しているということです。 酒田市の中心部ではことし4月下旬からおよそ1か月の間に、不審火が8件相次いで発生しています。 このうち田賀被告への容疑となった2か所を含む、少なくとも5か所の現場から灯油とみられる油の成分が検出されています。 警察は、これらの不審火との関連についても調べを進めています。 一方、酒田市消防団は21日夜、臨時の最高幹部会議を開き、第1分団副分団長の田賀被告が、放火の罪で起訴されたことを踏まえ、 懲戒免職処分とする方針を決めました。

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