数キロ走行してタイヤが脱落 車の所有者「事故前に異変に気付いていた」 札幌・女児重体事故

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

札幌市西区で軽乗用車のタイヤが外れ4歳の女の子に直撃した事故で、軽乗用車は当日、タイヤが外れるまでに数キロ程度しか走行していなかったことが新たに分かりました。 (鷲見記者)「田中容疑者が出てきました。フードをかぶり下を向きながら車に乗り込みます」 過失運転致傷などの疑いで逮捕された田中正満容疑者は、21日に身柄を検察庁へ送られました。 田中容疑者は2023年11月、所有する軽乗用車の点検整備を怠った結果、札幌市西区の市道でタイヤが脱落して、歩道にいた4歳の女の子に直撃させる事故を引き起こした疑いが持たれています。 この事故では、軽乗用車を運転していた若本豊嗣容疑者50歳も、車を不正改造した疑いで逮捕・送検されています。 その後の捜査関係者への取材で、軽乗用車は当日、駐車していた場所から事故を起こすまで数キロ程度しか走行していなかったことが新たにわかりました。 また、田中容疑者は「事故の前に車の異変に気付いていた」などと供述しているほか、若本容疑者と2人で、事故が起きる前に軽乗用車の確認をしていたということです。 警察は点検の不備がタイヤの脱落につながったとみて、引き続き捜査を進めています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。