鹿児島県警の前生活安全部長を保釈 野川本部長は改めて“隠ぺい”否定

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先月、職務上知り得た秘密を漏らしたとして逮捕された鹿児島県警の前の生活安全部長が21日、国家公務員法違反の罪で起訴されました。 本田被告は21日夕方、保釈されました。 起訴されたのは鹿児島県警の前の生活安全部長、本田尚志被告・60歳です。 起訴状などによりますと、本田被告は退職後の今年3月、警察官によるストーカー規制法違反事件の捜査の経過や被害者の氏名などが記載された書面を北海道の記者に郵送し、職務上知り得た秘密を漏らしたとされています。 21日夕方、保釈が認められ、本田被告が鹿児島中央警察署に姿を現しました。 本田被告は逮捕後の今月5日、勾留理由開示請求を行い、法廷で容疑を認めた上で、「県警職員が行った犯罪行為を野川明輝本部長が隠ぺいしようとしたことが許せなかった」と主張していました。 本田被告の起訴後、鹿児島県警は会見を開き、野川本部長が「隠ぺいを指示したという事実はない」と改めて隠ぺいを否定しました。 鹿児島県警をめぐる一連の問題を受け、警察庁は、来週月曜日から当面の間、特別監察を実施すると明らかにしました。 首席監察官らを現地に派遣するということです。野川本部長を含む関係者への聞き取りなどから一連の非違事案の原因を分析するということで、こうした結果を踏まえ鹿児島県警は7月中に再発防止策を作成する予定です。

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