鹿児島県警本部長に長官訓戒 盗撮事件で捜査状況確認怠る 警察庁

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警察庁は21日、鹿児島県警枕崎署員による盗撮事件で、捜査状況をきめ細く確認し、指示すべきだったとして、野川明輝本部長を長官訓戒とした。 また、当時首席監察官だった鹿児島中央署長を口頭厳重注意とした。 警察庁などによると、県警は昨年12月19日に盗撮の被害を把握し、捜査を始めた。犯行に枕崎署の公用車と同じ車種が使われていたため、同月22日、首席監察官が野川本部長に報告。本部長は「署で捜査を尽くすこと」などを指示した。 ただ野川本部長は、県警が今年3月19日に署員を容疑者と特定するまで、捜査状況の報告を求めなかった。事件は5月10日に本部長指揮となり、同月13日に署員が逮捕された。警察庁は、本部長がきめ細く進捗(しんちょく)を確認すれば、より早期に解決できた可能性があるとした。

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