保険料の還付金があると高齢者らをだまし、現金を送らせたなどとして、氏名不詳の男が逮捕・送検されました。男は出し子とみられ、2億5000万円以上を引き出したとみられます。 電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されたのは、氏名や年齢が不詳の男で、本人は本名を名乗ると家族に迷惑がかかるので「ヤマシタツトム」と呼んでくれと話しているということです。 男は共犯者と共謀してことし4月、70代と50代の男性を還付金があるとだまし、ATMから約150万円を送金させ、現金を引き出した疑いが持たれています。 警察は男の認否を明らかにしていません。 男は、だまし取った金を受け取るためとみられる口座のキャッシュカード44枚を所持していて、2億5000万円余りが出金されていました。 警察は男の名前などを引き続き調べています。