同じアパートに住む別の男性の部屋に侵入して放火したなどとして、21日、広島市に住む無職の男(60)が逮捕されました。 住居侵入と、現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、広島市安芸区に住む無職の男(60)です。 警察によりますと、男は4月24日午後9時前、広島市安芸区中野東6丁目のアパートの一室に侵入してライターで火を放ち、この部屋を全焼させたほか、隣接する部屋の一部も燃やした疑いがもたれています。 警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 アパートには約20世帯が住んでいたということですが、けが人はいませんでした。全焼した部屋はパートの男性(52)が住む部屋で、この男性は当時外出していました。 警察によりますと、逮捕された男と被害を受けた男性は同じアパートの住人同士だということです。 被害者の男性は、火事の数日前から複数回「テレビの音がうるさい」などと警察に通報をしていたということで、警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、事件の詳しいいきさつを調べています。