警察の内部資料を漏らしたとして、逮捕された鹿児島県警の前の生活安全部長が起訴された。 県警の前の生活安全部長、本田尚志被告(60)は、県警退職後、警察の内部資料をジャーナリストに郵送し、職務上知りえた情報を漏らした国家公務員法違反の罪で起訴された。 本田被告は、野川明輝本部長が、現職警察官による事件の隠ぺいを図ったと訴えている。 鹿児島地検は、本田被告の行為が公益通報にあたるかどうかの判断を示さずに「諸般の事情を総合的に判断した結果、公判請求に足る悪質性があると判断した」とコメントしている。 鹿児島県警・野川本部長: 前生活安全部長が主張するような、私が隠ぺいを指示したというような事実はございません。公益通報にはあたらないものと考えております。 野川本部長は、21日午後に会見を行い、「公益通報ではない」との見解を示した。