去年、大野市の自宅で、父親と母親を包丁で刺したとして殺人などの疑いで逮捕された二男について、福井地検は21日付けで不起訴処分としました。 不起訴処分となったのは大野市深井の男性会社員で、福井地検などによりますと、去年12月、自宅で両親の首をそれぞれ包丁で刺したとして、父親に対する殺人の疑いと、母親に対する殺人未遂の疑いで逮捕・送検されていました。 男性はその後、責任能力の有無を調べるため、4か月半にわたって鑑定留置を受けました。 この結果を受けて、福井地検は21日付けで男性を不起訴処分とするとともに、医療観察法に基づいて、福井地裁に審判を申し立て、男性は21日から治療などのため医療機関で鑑定に入りました。