がん患者の女性を装い、男性から現金をだまし取ったなどとして、いわゆる「ロマンス詐欺」グループの指示役とみられるナイジェリア国籍の男が逮捕されました。 警視庁によりますと、ナイジェリア国籍のオージー・フランシス・アフィポ容疑者は2021年、仲間と共に、がんを患い海外で入院する日本人女性を装い、60代の男性に「資産を寄付するために手数料が必要だ」などとSNSでウソを伝えて、約630万円をだまし取った疑いなどが持たれています。 オージー容疑者は海外を拠点とするロマンス詐欺グループの指示役とみられ、このグループでは、すでに複数の暴力団員の男が逮捕・起訴されています。 警視庁は、このグループが20人以上の男女から約3億7000万円をだまし取ったとみて調べています。