プーチン大統領がベトナム訪問、エネルギー・安保での連携に意欲

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ロシアのプーチン大統領は6月20日にベトナムを訪問し、アジア太平洋地域における信頼できる安全保障体制の構築に関心があると表明した。さらに、エネルギーや安全保障における連携に意欲を示した。両国はエネルギー問題などに関する11の協定を締結したが、前日に北朝鮮と結んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」とはレベルの違うものだった。 ロシアのプーチン大統領は20日、ベトナムの首都ハノイを訪問。西側への対抗表明とみられる歴訪で、アジア太平洋地域において信頼できる安全保障体制を構築したいと述べた。 両国はエネルギー問題などに関する11の協定を締結。ただ、前日にロシアが北朝鮮と締結した相互防衛協定ほど、高いレベルではなかった。 ベトナムのトー・ラム国家主席は、ベトナムはロシアを常に最重要パートナーをみなすと発言。プーチン氏は世界の平和と安定に貢献してきたと評価した。 記者会見でプーチン氏はNATOが、ロシアの安全保障上の脅威となっていると非難。 「アジアで何が起きているかは理解している。ブロック体制の構築だ。 NATOはまるで永住地であるかのようにアジアに移動しつつある」 米国とその同盟国はプーチン氏の訪問を批判。ウクライナ侵攻を擁護する機会を与えるべきではないと非難した。 プーチン氏は、戦争犯罪の疑いで国際刑事裁判所から逮捕状が出ているが、本人は拒否している。ロシアもベトナムも国際刑事裁の加盟国ではない。 米国はベトナム最大の輸出相手国。両国は昨年、外交関係を強化した。米国務省は今週、外交官がベトナムを訪問すると発表した。

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