汚職事件拡大受け岩手・一関市長が改めて陳謝 市議会本会議で

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岩手県一関市発注工事を巡る汚職事件で5月の元市職員の逮捕に続き、19日に現職職員も逮捕されたことを受け、佐藤善仁市長は20日、開会中の市議会6月定例会の本会議で「同様の事態が立て続けに起き、大きなショックを受けている。市民におわび申し上げる」と改めて陳謝した。元役員が逮捕された業者が関わる工事2件の関連議案撤回などの対応も明らかにした。 2件は同市の大東町道の駅と中里市民センターの建設工事。元役員が逮捕されたのは永沢水道工業(一関市)とフジテック岩手(同)で、両社はそれぞれの電気設備工事を受注。両工事の設計に19日逮捕された市職員が関わっていた。2件の工事は一時停止される。 本会議で市議からは「こうしたことが起きる体質があったのでは」と厳しい指摘があり、議場外でも「恥ずかしい事態」(ベテラン市議)との声が上がった。 前日は紙でコメントを出しただけだった佐藤市長は20日夕、記者会見に応じ「非常事態と認識している。市民の信頼の上に成果を出すことが求められている」と述べた。責任を取り自身の給与や賞与の減額を検討しているという。

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