キックボクサーのぱんちゃん璃奈(30)が20日に自身のYouTubeチャンネルを更新。同日に告示された7月7日に開催される東京都知事選のポスター掲示板をジャックすることを報告した。 東京都知事選に向けてNHKから国民を守る党の立花孝志党首が「ポスター掲示場をジャックせよ」と提案。立花氏は「党から30名の公認候補者の擁立を目指す」と公言していたが、実際には24名となった。 立花氏によると、寄付は1口1万円(5月末までは5千円、6月20日からは3万円)。寄付者は都内の掲示板約1万4千カ所のうち1カ所を選び、ポスターを張ることができる。5月末時点で800口、計400万円が寄せられたとしている。4月の会見では順調に寄付が集まれば、立候補に必要な1人300万円の供託金を全員分賄えるとの見通しも示していた。 この企画にぱんちゃんが賛同した形となった。「今回貼っていたポスターのテーマは“復活”です。お仕事で悩んでる方や生活に苦しんでいる方をサポートしてくださっているJOBitさんとのタイアップでポスターを貼らせていただくことになりました」と説明した。 自身のインスタグラムのストーリーズでもポスター掲示板をジャックしている画像とともに「燃えてます。東京200カ所に今日からしばらく貼られてます」と報告。次のストーリーズには「落書きいっぱい。鼻毛も書かれて目に押しピン刺されそう…」と不安な部分を吐露した。 今回のジャックにネットでは「マジ迷惑でしかねぇだろ」「せっかく格闘技で頑張ってるのに…」「格闘技に集中しろよ!」「あの涙反省は嘘?だったのか…」「メンタル世界一だな」「誰かにやらされてる感が凄い」「面の皮が厚すぎだろw」など様々な声があがった。 ぱんちゃんは、22年3月に初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に輝き、2階級制覇を達成した。しかし4月に練習中に前十字靭帯断裂の大ケガで長期欠場を余儀なくされた。その中で、22年12月プロ格闘家の那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造し、インターネットオークションで落札者から現金約10万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで兵庫県警垂水署に逮捕された。今回の一件は不起訴処分。23年3月5日に再びリング復帰していた。