医師免許がないのに美容整形手術をしてけがをさせたとして、千葉県警は6月20日、医師法違反などの疑いで中国籍の40代の女を逮捕しました。 業務上過失傷害と医師法違反の疑いで逮捕されたのは、市原市八幡の無職で中国籍の浅田麗麗ことサイ・レイレイ容疑者(43)です。 警察によりますとサイ容疑者は2022年2月、当時経営していた市原市内のエステサロンで、愛知県に住む28歳の女性客に対し、鼻を高くするための美容整形としてプラスチック製の糸を鼻に数十本入れる手術をし、大けがをさせた疑いが持たれています。 また、サイ容疑者は医師免許がないにもかかわらず、この女性客を含む6人に対し、2021年から2023年までの2年間で、15回にわたりボトックス注射などの医療行為を行ったとされています。 調べに対しサイ容疑者は「鼻のリフトアップ手術を行い、けがをさせたことに間違いないが、注射はやっていない」と容疑を一部否認しているということです。 警察は、注射器などの医療機器を押収していて、当時の状況などを調べています。