ボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(25=米国)が20日、現役引退を表明した。この日、自身の「X」に「I’m officially retired(私は正式に引退しました)」と記した。 その直前の投稿では「君たちは僕をどこかで見かけるかもしれないけど、ボクシングに関しては分からない。腐敗が多すぎて、もうウンザリだ。演技や歌をやるかもしれない。まだトレーニングは続けるけど、ケガもしたし、もう終わりだ。悲しいことに、私は偉大なボクサーであり、人々を楽しませノックアウトしてしまう。ボクシングが大好きなので残念だ。みんなのために祈り、素晴らしい人生を送れるように」と意味深なメッセージを投稿していた。 ガルシアは4月、WBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米国)と対戦。前日計量では体重超過したばかりか、その場でビールをがぶ飲みする愚行に出た。試合では判定勝ちしたものの、王座は認定されず。その後にドーピング違反まで発覚した。最近では米ロサンゼルスのホテルで器物破壊容疑で逮捕される騒動を起こしたことなどが報じられていた。