警察が資金洗浄に悪用された約1300の法人口座について凍結を依頼しました。 富山市に拠点を置く「リバトン」は、特殊詐欺の被害金などのマネーロンダリング(=資金洗浄)を専門に請け負っていたとみられていて、大阪府警はこれまでに組織のメンバーだった藤井亮平容疑者(41)ら13人を逮捕しています。 「リバトン」は傘下に約500社のペーパーカンパニーを抱え、それぞれの法人名義の銀行口座を集約。約4000の口座を資金洗浄のために悪用していたとみられています。 捜査関係者によりますと、警察はこのうち約1300の法人口座を凍結するよう、関係する約130の金融機関に依頼したということです。「リバトン」が管理する口座には犯罪グループなどから少なくとも600億円の入金があったことが確認されていて、警察が実態解明を進めています。