職務上知り得た秘密を漏らした疑いで逮捕された県警の前の生活安全部長だった男の身柄が2日、鹿児島地方検察庁に送られました。 送検されたのは、県警の前の生活安全部長で鹿児島市紫原の本田 尚志容疑者(60)です。 警察によりますと本田容疑者は退職直後の2024年3月下旬、在職中に入手した警察の内部文書を第3者に郵送し、職務上知り得た秘密を漏らした疑いが持たれています。警察官1人と一般人1人の個人情報が含まれていたと見られています。警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。 県警では4月以降、3人の警察官が逮捕されていて、今回で4人目です。このうちの1人で、別の情報漏えいの疑いで逮捕・起訴された曽於警察署の元巡査長藤井 光樹被告とは共犯ではないということです。 警察は本田容疑者が警察情報を流出させた動機や余罪などを調べています。