”0歳息子に暴行”無罪確定の父「時間戻らない」

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3年前、佐賀県小城市の自宅で、当時生後5カ月だった息子に暴行を加え、けがをさせた罪に問われ、2年間以上にわたる裁判で無罪が確定した父親が会見し、息子への思いを語りました。 ★森口流星さん(25)「逮捕から無罪が確定するまで2年以上かかりました。裁判中もとてもつらかったです」 4日、会見を行ったのは無罪が確定した森口流星さん(25)です。 森口さんは、2021年6月、小城市の自宅アパートで当時・生後5カ月の息子に暴行を加え、右腕の骨を折るけがをさせたとして傷害の罪に問われていました。 逮捕当時から一貫して無罪主張を続ける中、1審の佐賀地裁は、「息子が寝返りの失敗で肘内障を発症し、診察した医師らの過度な整復作業によって骨折が生じた可能性も否定できない」などとして、無罪を言い渡していました。 2審の福岡高裁でも”暴行は認められない”として1審判決を支持し、検察側の控訴を棄却しました。 検察側は上告せず、3月末、森口さんの『無罪』が確定しました。 4日、森口さんと弁護団は記者会見を開き、事件発覚後児童相談所によって引き離された息子への思いを語りました。 ★森口流星さん(25)「私たち家族の失われた生活は戻らない」「裁判が終わるまで会えなかった期間が長かったのでこれからはその時間を取り戻すことはできないけど、これまで以上に深く深く関わっていこうと思っています」 弁護団は息子の骨折について医療過誤とみていて、「治療した病院側が事実を隠ぺいしているので知っている人がいれば名乗りでてほしい」と訴えました。 森口さんと息子は現在、一緒に住むために調整中だということです。

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