元女ヤクザ、真面目に生きようとも墨が入った身では…転機は清掃活動 「過去は関係ない」半生執筆

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元暴力団員や元受刑者を支援するNPO法人「五仁會」岐阜支局長で、自身も元暴力団の西村まこさん(57)=岐阜市=が半生を振り返った著書「『女ヤクザ』とよばれて」を出版した。「過去は関係なく、やる気になれば誰でも前に進めることを分かってほしい」との思いで執筆した。 西村さんは多治見市に住んでいた中学2年の夏から非行に走り、少年院に2度入った。20歳で暴力団員となると、傷害罪で執行猶予中に覚醒剤事件で逮捕され、2年半服役した。20代後半で暴力団を脱会し、長男の出産を機に介護や医療簿記の資格を取得して真面目に働こうとしたが「墨が入った身ではどうにもならなかった」とつづる。40代前半で暴力団に復帰した。 2012年に暴力団を辞め、転機を迎えたのは数年前。テレビ番組の収録で、元山口組系暴力団組長で、兵庫県姫路市を拠点に暴力団員の更生を支援する五仁會の竹垣悟会長に出会う。感銘を受け、街の清掃活動に参加するうちに「人の役に立ちたいと思うようになった」と著書に記す。 昨年5月、同じく元暴力団員の藤本好道さん(69)と青山佳寿生さん(77)らと五仁會の岐阜支局を設立。岐阜市中心部での月に1、2回の清掃活動のほか、藤本さんと青山さんが住む場所と仕事の相談に乗り、共に出所者らの自立更生支援に力を尽くしている。 著書は清談社から発行。四六判、238ページ、1870円。

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