元スペインサッカー連盟会長のルイス・ルビアレス氏が汚職の疑いで逮捕された。 3月にスペイン検察局はサウジアラビアでのスペイン・スーパーカップの取引に関する捜査をサッカー連盟の本部などで実施し、辞任したルビアレス氏らの逮捕を要請。少なくとも6名が逮捕されたと伝えられていたが、ドミニカ共和国に滞在していた元会長は自宅などを捜査されるも、逮捕には至ってなかった。 しかし、ルビアレス氏は3日にドミニカ共和国からマドリードに降り立った直後に身柄を拘束された。それでも、同氏はすでに釈放されたと伝えられている。 ルビアレス氏に対してはサウジアラビアでのスペイン・スーパーカップ開催を巡る大型取引の中で違法な手数料を受け取った疑いが掛けられているが、同氏はいかなる不正も否定している。なお、検察局は元会長に対して2年半の禁固刑を求刑する見込みだ。 2018年からスペインサッカー連盟の会長を務めていたルビアレス氏は、昨夏の女子ワールドカップ決勝後の表彰式で起きたスキャンダルにより昨年9月に辞任。元会長はスペイン女子代表MFジェニファー・エルモソに合意なしでキスし、性的暴行容疑で今後起訴される可能性がある。