“幻のカニ”産地偽装か…水産会社代表ら2人逮捕 「味の違い分かるわけない」

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高級ブランドガニと偽ってカニを販売したとして、水産会社の代表らが逮捕されました。 ◇ “冬の味覚の王様”カニ。その中で鮮度の高さや希少性から「幻のカニ」と称されるのが、京都府京丹後市の「間人ガニ」です。間人漁港で水揚げされ、厳しい基準をクリアしたものだけが名乗ることを許されます。 味はもちろん“折り紙付き”。1杯約3万円と、一般的なズワイガニの3倍から5倍の価格だという「間人ガニ」。この「幻のカニ」をめぐり、“産地偽装”を行ったとして2人の男が逮捕されました。 京丹後市の水産会社「まるなか水産」の代表・中井満容疑者(42)と元従業員の山崎一成容疑者(52)です。警察によると、2人は去年2月、兵庫県内の別の港で水揚げされたカニを「間人ガニ」と偽って販売した疑いが持たれています。 逮捕前、中井容疑者を直接取材すると、カメラで撮影しないという条件で生々しい偽装の実態をかたりました。 中井容疑者 「間人ガニというブランドは、需要と供給がずっと釣り合っていなかった。漁に出られる日も少なく漁獲量も不安定なのにブランド化されて、訪れた人も業者も『間人ガニ』を求める。証拠を押収されて容疑を認めざるを得なかった。反省はしている」 さらに口にしたのは、驚くべき“言い訳”でした。 中井容疑者 「ほかの産地のカニと味の違いなんて分かるわけない」 漁を行う船だけが持つ緑色のタグがつけられる「間人ガニ」。中井容疑者らは何らかの方法でタグを入手し、産地を偽装していたとみられます。 地元の関係者 「タグは船の親方しか持っていないので、そこから何らかの形で入手しているのか」 漁協によると、1隻の船がタグの横流しをしていたといいます。今後はタグの管理方法を変更するなどして対応するということです。 2人は容疑を認めていて、警察が詳しい経緯を調べています。

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