国連に勤務する医師や職員をかたり、山口県長門市在住の女性(当時53)から現金145万円をだまし取った疑いで、山口県警長門警察署はカメルーン国籍の男(37)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。 逮捕されたのは東京都足立区在住でカメルーン国籍の自称看護師の男(37)。 警察によると男は、何者かと共謀して、国連に勤務する医師や職員をかたり、SNSで親しくなった女性に「国連の命令で2か月、エジプトの紛争地に派遣される」などと嘘のメッセージや電子メールを送ったという。 「結婚して国連の結婚証明書の発行を受けてほしい」「結婚証明書の発行手数料として1万3250ドルかかる」「休暇申請には2万1650ドルを支払う必要がある」などと送信して、2019年12月から20年2月までの間に、6回にわたり、女性に現金合計145万円を振り込ませてだまし取った疑い。 被害女性からの届け出を受けて捜査していた。