東京・世田谷区のマンションで24歳の女性が男に刺され死亡した事件で、警視庁は、以前に男に対し、女性に接触しないよう2回にわたり指導していたことがわかった。 この事件は29日、世田谷区代田のマンションで小島七海さん(24)が胸などを複数回刺され、現場にいた王雷容疑者(29)が殺人未遂の現行犯で逮捕されたもので、小島さんはその後死亡が確認された。 発見して止めに入ったという男性「男性が女性を覆うようにしていて、包丁みたいなものが見えたので、距離も近かったので飛びついた」 警視庁によると、小島さんは王容疑者と交際をめぐってトラブルとなり、暴力を振るわれたことを警視庁に相談していたという。 その後、警視庁は王容疑者に対し、7月と8月の2回「接触しないように」と口頭で指導を行ったほか、小島さんにも月に1回、連絡をとって安全指導をしていた。 事件を受けて警視庁の担当者は、「最悪の結果を招き、重く受け止めている」とコメントしていて、今後、経緯を明らかにするとしている。