酩酊状態の女子大学生に性的暴行を加えた罪に問われていた同志社大学元アメフト部員の男ら4人に対し、京都地裁は21日、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡した。報道を受け、同大は公式サイトで伝え、謝罪した。 当時アメフト部に所属していた4人は去年5月、当時20歳の女子大学生を自宅へ連れ込み、性的暴行を加えた罪に問われていた。 同大は「2022年9月8日に当時本学の学生であった4名(2023年3月31日付退学処分)が性的暴行を加えた疑いで逮捕され、同年9月29日に準強制性交罪で起訴された事件について、本日、4名全員が有罪判決を受けました」と、公式サイトを通じて発表。「あらためて、被害に遭われた方とそのご家族、関係者の皆様に対して、心からお見舞い申し上げるとともに、教育の根幹を問われる事態が起きたことに対し、お詫び申し上げます」と謝罪した。 また「本学では、創立以来『良心教育』を建学の精神としている大学として、この事件を極めて重く受け止めており、二度とこのようなことが起きないよう、ハラスメントやコンプライアンスの研修会、人権の尊さを見つめ直す機会の提供を継続しており、これらの学びを正課教育においても盛り込んでいるところです」と再発防止策を提示し「引き続き、学生が健全な学生生活を送ることができる環境を整え、再発防止に取り組んで参ります」とした。