県教委は、6月に準強制わいせつの疑いで現行犯逮捕された長崎市の小学校教諭を21日付で懲戒免職処分にしました。教諭は主に長時間勤務のストレスから飲酒量が増え、犯行に走ったと話したということです。 県教委:「誠に申し訳ございませんでした」 懲戒免職処分を受けたのは長崎市立小学校に勤務していた45歳の男性教諭です。 教諭は今年6月18日日曜の午前4時40分ごろ、自宅で前夜から相当量の酒を飲んだあと、更に酒を買いに外出中、長崎市銅座町で、泥酔し路上で寝ていた当時23歳の女性の服の中に手を入れ、胸や腹などを触りました。目撃した通行人が110番通報し、駆けつけた警察官に準強制わいせつの疑いで現行犯逮捕され、送検されました。 長崎地検は7月26日付で「諸般の事情を考慮した」として不起訴処分としました。 教諭は「事件当時のことは酔っていてほとんど覚えていない」と話しています。 また「昨年度、学年主任を任され、校長からの度重なる叱責や長時間勤務でストレスがたまり、飲む酒の量が増えていった」と話したということです。 市教委担当者:「かなりの残業があったとか超過勤務が極端に多かったとかそういう事実は認められておりません」 21日午前、処分書を受け取った際は、うなだれながら「ご迷惑をおかけしました」と話したということです。