“馳バズーカ”炸裂だ──。石川県の馳浩知事から、東京五輪の招致を巡る爆弾発言が飛び出した。 17日、都内の講演で、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていた当時のエピソードを披露した。 ■「金はいくらでも出す」「官房機密費もある」 「当時、総理だった安倍晋三さんから『国会を代表してオリンピック招致を必ず勝ち取れ』と。今からしゃべることはメモも取らないでください。『馳、金はいくらでも出す。官房機密費もあるから』。それでIOC(国際オリンピック委員会)委員のアルバムを作った」 IOC委員の選手時代の写真などをまとめたアルバムを1冊20万円で約100人分作成。「それを持って世界中を歩き回った」と話したという。 IOC委員への贈答品はIOC倫理規定に抵触する恐れがある。官房機密費を使ったさまざまな“工作”を想像させる発言でもある。