警察は10日、電子計算機使用詐欺の疑いなどで千葉県に住む無職の49歳の男を逮捕しました。 男は去年2月上旬、氏名不詳者らと共謀のうえ、50代男性をだまして男名義の銀行口座に振り込み入金させた現金100万円のうち、インターネットバンキングシステムを利用して、99万円を別の銀行口座に送金し、預金残高を増加させた疑いなどが持たれています。 警察によりますと、残りの1万円は千葉県内のATMから引き出して盗んだということです。 警察は共犯者の関係などから、男の認否を明らかにしていません。 男は4月20日に詐欺事件の被疑者として逮捕されていました。 警察は経緯や余罪を調べています。 《特殊詐欺の防犯ポイント》 犯人は言葉巧みに被害者をだまし、現金やキャッシュカードを取りに来る可能性があります。 ・相手は詐欺のプロであることから、防犯機能付き電話機の設置や常に留守番電話に設定しておくなど、犯人からの電話に直接出ない対策を取ることを検討してください。 ・電話でお金の話が出た時は、特殊詐欺を疑ってください。