釧路町で小学校教師の女性が殺害された事件。かつての教え子が悲痛な思いを話してくれました。 小阪志保さん) 「担任としてみなさんの成長する姿を一番近くで見られたことはこの上のない幸せでした」 今年3月の卒業アルバムには子どもたちとの思い出が綴られていました。 教科書を片手に微笑む小阪志保さん39歳。今月4日、釧路町の自宅で変わり果てた姿でみつかりました。 釧路市内の小学校で教鞭をとっていました。 櫻井靖大記者) 「常に子どもを第一に考えていたという小阪さんですが、児童は口をそろえて優しい先生だったと話しています」 小学校の時に小阪先生の授業を受けていた、かつての児童は…。 かつての教え子) 「小阪先生は生徒のことを第一に思ってくれていて教育熱心というか優しい先生でした」 「修学旅行で北見ファミリーランドに行って、ジェットコースターゴーカートに一緒に乗って楽しくて、先生自身は「子供になったように楽しめた」と言っていた」。 その小阪さんを殺害した疑いで逮捕・送検されたのが釧路市の介護士=藤山功至容疑者37歳です。 藤山容疑者は事件直後、自宅で首から血を流し意識不明の状態で見つかりましたが病院で治療を受け意識が回復したことから逮捕に至りました。 これまでに小阪さんの胸の刺し傷が致命傷となったことがわかっていますが、新たに首など10カ所以上に刺し傷や切り傷があったこともわかりました。 かつての教え子) 「小学校のみんなも悲しいとか、どうしていなくなったのという反応だった」「いなくならないでほしい、悲しいという感じ」 警察は藤山容疑者に強い殺意があったとみて動機の解明や小阪さんとの関係性ついて調べています。