2022年 2月 の投稿一覧

桂雀々、高知東生、東ちづる、おおたわ史絵「依存症と家族」テーマに赤裸々トーク

東京・千代田区のイイノホールにて26日、「依存症の正しい理解を深める落語とトークライブ」が行われ、落語家の桂雀々、俳優の高知東生、東ちづる、医師のおおたわ史絵らが登壇した。 イベントは、雀々による博打打ちの幽霊が出てくる落語「へっつい幽霊」でスタート。終演後に雀々は自身の父親がギャンブル依存症で、母親が小学6年生、父親が中学生の頃に失踪したことを告白。「母子家庭、父子家庭ではなく子家庭になってしまった。親父が残した借金で夜中に闇金融の人たちが現れ、とにかく夜中はにぎやかでした。怖い人だったんですが、目がいい人だったのでしがみついて“助けてください”と言ったら、助けてくれた」と壮絶な過去を語った。 その後、東とおおたわを交えて「依存症家族の正しい対応と回復」をテーマにトーク。父親がアルコール依存症だったという東は「暴れるわけでも、異性と遊ぶわけでもギャンブルをするわけでもなく、淡々とニコニコしながら飲んでいたのでまったく気づかなかった。ある日突然、静脈瘤破裂で吐血して、そこで初めてお酒がやめられない人だと分かった」と振り返る。 「うちのお酒をなくすのはもちろん、外で飲まないように見張りもしたが今度は隠れて飲むようになってしまう。本人も“やめたいんだ”と言うんですけど、“じゃあやめようよ”“やめられないんだよ”“そんなのおかしいよ”という会話が延々ありまして、結局精神的に弱いんじゃないか、逃げているんじゃないかという精神論・根性論になってしまった。責めてしまったあとは“ああ、嫌なこと言っちゃった”と自分も辛いし、地獄でした」と悔やんだ。 15年の闘病の末に父親を亡くした東は「グリーフケアといって遺族としての悲しみや苦悩からどう這い上がるかは、本を読んだりしていろいろな段階があることを知り、そこからすごく救われました。お墓に向かっていくら“ごめんね、ありがとう”と言っても届かない。私だけでなく母にも知ってほしくて、生きている家族が知ることから(グリーフケアを)始めることにつながった」と経験をもとに語った。 母親が薬物依存症というおおたわは「逮捕される薬とは違うんですが、違法であれ合法であれ薬物依存というのは同じ構造を持っています」と語り「おかしいんじゃないかと気づいたのは中学生の時。父親が医師で家に注射薬と注射器があったんですが、元ナースだった母にとって自分で打つことができるという悪い環境が揃っていた。医学部5年生で病院実習があって、すごく厳重に管理された注射薬のアンプルが母親の打っているものと同じことを知って“うちの母親は薬物依存症なんだ”と初めて気づきました」と明かす。 おおたわが「渦中にある家族は一番問題に気づくのが遅い。家族というのは実は治療者としても不適格で、一番愛しているはずなのに一番治すことを邪魔してしまうのが家族だったりするんです」と述べると、東も「父が亡くなったあと、仕事仲間の人たちが先に(依存症に)気がついていたことが分かったんです。小さな会社を立ち上げて仕事にまい進していたので、私たちは“お酒くらいはいいじゃん”と思っていた」とうなずく。その後、おおたわは竹村道夫医師のもとで家族のための治療プログラムを受け「そこですべてが変わりました。母が劇的に良くなったわけではないんですけど、私の生き方やものの感じ方、考え方が180度近く変わってものすごく楽になりました」という。

『真犯人フラグ』予想企画 1位は4回連続で凌介の“親友”

俳優の西島秀俊が主演する日曜ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)第18話が今夜放送される。いよいよ残り3話となった今回、視聴者が事件の真犯人を予想するツイッター投票企画「#みんなの真犯人フラグ」第20回の結果が公開された。 今回の投票では、凌介(西島秀俊)の大学時代からの親友で、BAR「至上の時」のマスター・日野(迫田孝也)が5回目の1位に。ついに4回連続の1位獲得で、以前に番組SNSで公開された動画で語った「めざせ5連覇!」との宣言が、現実味を帯びてきた。視聴者からは「あまり意見を言わないし、心の内が見えない。不信感が高まる…」「篤斗(小林優仁)の病室に来た男では?」という推理も。 さらに、凌介の娘・光莉(原菜乃華)の恋人である一星(佐野勇斗)は4週ぶりに2位へ浮上。第17話では監禁先からの脱出を果たしたが、「入院先の病院に、強羅(上島竜兵)が来てたのが怪しい!」「お見舞いに来た母親の流血の理由は…?」「ずっと陽香(生駒里奈)と共犯だったのでは?」との意見が寄せられた。 3位をキープしたのは、日野と同じく凌介の大学時代からの親友で、週刊追求の編集長・河村(田中哲司)。第17話では、かがやきの世界の儀式をぷろびん(柄本時生)から聞き取ったり、真帆が電話を掛けたとみられる場所に赴いたりしているが、「すべては真帆と共謀した自作自演では?」との考察も。 【第18話あらすじ】 瑞穂(芳根京子)から、姉が殺された過去があると知らされた凌介(西島秀俊)。瑞穂は凌介に協力していた訳を話し…。篤斗(小林優仁)の病室に大きな段ボールを運んできた鼓太朗(坂東龍汰)。危険を察知した篤斗がナースコールを押そうとすると、その手を強く握って止め、箱を開けると…!? 一方、一星(佐野勇斗)と連絡が取れず不安な光莉(原菜乃華)は、すみれ(須藤理彩)の定食屋を訪ねる。そこで、一星から託されたという封筒を受け取る。中身は、凌介が書庫にしているトランクルームの鍵。光莉がある目的で一星に取ってきて欲しいと頼んだものだった。 真帆(宮沢りえ)を捜す手がかりを見つけようとホームビデオを見返す凌介たち。すると、凌介も忘れていたバタコ(香里奈)と真帆の思いがけない関係が浮かび上がり…!? ついに、バタコが篤斗を誘拐した理由が明らかに! さらに、ある人物が真相を語り、逮捕される!! そして突然、姿を消す仲間とは――!? ドラマ『真犯人フラグ』は日本テレビ系にて毎週日曜22時30分放送。

武装闘争、逃走…そしてあさま山荘へ 攻防219時間、テレビ中継

過激派グループ「連合赤軍」による「あさま山荘事件」は50年前の1972年2月19日に起き、28日までの10日間に及んだ。 2月19日午後3時半ごろ、連合赤軍メンバー5人が長野県軽井沢町の保養施設「あさま山荘」に侵入し、管理人の妻(当時31)を人質に立てこもった。警察は1500人以上の態勢で建物を包囲。グループは警察部隊にライフル銃や猟銃、拳銃を乱射し、手製爆弾も使った。 警察は28日午前10時から強行作戦を開始。クレーン車につった鉄球で壁を破壊し、放水などを繰り返す中、機動隊員が建物に突入した。激しい攻防の末、発生から219時間となる同日午後6時20分ごろ、3階で人質を救出、5人を逮捕した。 28日の攻防中、警視庁第2機動隊隊長の内田尚孝警視=警視長に特進(当時47)=と同庁特科車両隊中隊長の高見繁光警部=警視正に特進(当時42)=が銃弾を受け、殉職した。22日には現場を訪れた民間人の男性も撃たれ、後に死亡。警察官ら27人がけがをした。グループは28日だけで100発以上、10日間では200発以上を発砲したという。 事件の模様は全国にテレビ中継され、多くの国民が茶の間で見守った。 グループの5人は、首謀者とされる坂口弘死刑囚(75)と坂東国男容疑者(75)=国際手配中=、吉野雅邦受刑者(73)に加え、当時19歳だった加藤倫教さん(69)=懲役13年、出所=と16歳だった弟。 ◇ 銃や爆弾を使った武装闘争の末に警察に追われ、群馬県から逃走する途中に起こしたのがあさま山荘事件だった。 事件後の取り調べで、あさま山荘事件前の71年8月から72年2月にかけ、仲間の大量リンチ殺人があったことが判明。群馬県の山中の山小屋のアジト「山岳ベース」で12人、千葉県で2人の遺体が見つかった。「革命への熱意が足りない」などと責め、「総括」と称し、暴行やアイスピックで刺すなどして死亡させ、土中に埋めていた。 また、グループのメンバーは連合赤軍結成前の71年2月に栃木県真岡市の銃砲店を襲撃し、散弾銃10丁や2千発以上の実弾などを奪うなどしていた。 坂口死刑囚はこれらの事件で死刑が確定。再審請求も棄却された。

赤西は錦戸と朝まで飲み会、田口は車を売却…目撃した元KAT-TUN3人の“その後”

2月24日に覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された田中聖容疑者(36)。名古屋市内のビジネスホテルで覚醒剤0.164グラムを所持した疑いだが、田中は取り調べに対して「わからない」と容疑を否認しているという。 13年9月末に「度重なるルール違反行為があった」としてジャニーズ事務所を解雇され、同時にKAT-TUNも脱退した田中。その後も芸能活動を続けてきたが、その行動は常に波乱に満ちていた。 「14年には5人組バンド・INKTを結成し、ボーカルとして音楽活動を開始。アルバムを発売し、ツアーなども行っていましたが、17年5月に田中さんが大麻取締法違反で逮捕されたことによりバンドは解散。その後はソロシンガーとして音楽活動を再開し、20年1月には公式YouTubeチャンネルも開設しました。しかし、昨年11月にABEMAの企画で格闘家の朝倉未来さんと対戦する挑戦者に名乗りをあげるも、直前にけがにより欠場するなど、たびたび物議を醸していました」(芸能関係者) そんな田中容疑者の“素行不良”ぶりを本誌も目撃している。事務所退所1ヵ月の13年10月30日、都内のクラブで開催されたハロウィンパーティに参加していた田中。左目に蜘蛛の巣のペイント、口元から頬まで裂け目のようなラインが引かれるといった怪奇な仮装を施しパーティを満喫していた。居合わせた客からの写真撮影の要望にも応じるなど、気さくな様子だったが、女性に後ろから抱きつき、頬を舐めようとする場面も……。そのいっぽう、中抜けして訪れたコンビニでは、ATMでおろした1枚の1万円札を握りしめるなど切実な様子も伝わってきた。 15年8月、本誌のインタビューで田中は「今は自分に嘘をついちゃいけないときだし、絶対に逃げたり甘えちゃいけないのかなと。人生の分岐点というか、ここでドロップアウトしたら、たぶん2度と這い上がれない気がするんです」と語っていた。 田中以外にも2人のメンバーが脱退しているKAT-TUN。本誌は彼らの”その後”の姿もキャッチしている。 16年3月末日で事務所を退所した田口淳之介(36)。その後は個人事務所を立ち上げ、ソロ歌手としてメジャーデビューするなど順調かに見えたが、19年5月22日に恋人の小嶺麗奈(41)とともに大麻取締法違反で逮捕されることに。保釈時に見せた“土下座謝罪”は話題を呼んだ。同年10月の判決公判では、小嶺とともに懲役6ヵ月・執行猶予2年の判決を受け、11月からは芸能活動を再開し、再起に向けて歩み始めた。 16年9月、本誌の直撃に小嶺との交際について「付き合いは長いですからね。いつかは“責任ある行動”をとらないと、とは思っています――」と“結婚宣言”した田口。初公判直前の19年7月上旬、都内のショッピングセンターの駐車場で知人に自身の愛車を売却する相談をしていたことも。小嶺との今後を考えてのことだったのだろうか。 19年11月の本誌のインタビューでも「僕自身も手を出してしまった。彼女ばかりが批判されてしまいがちですが、(大麻所持は)僕自身の問題であって、彼女に唆された事実はありません」と一貫して小嶺を守る姿勢を見せていた。現在はディナーショーの開催やゲーム実況などを行っている田口。今後の活動から目が離せない。 脱退した3人のなかで、唯一順調にその後のキャリアを築いているのが赤西仁(37)だ。14年2月末日の事務所退所後、7月にファンクラブを発足し、翌年には第2回「愛奇芸尖叫之夜」でアジア人気アーティスト賞と年度音楽大賞を日本人として初めて受賞。16年9に山田孝之(38)と、2020年から関ジャニ∞を脱退した錦戸亮(37)とそれぞれユニットを組むなど、常に話題を呼んできた。昨年10月からは、Huluで自身の初の冠番組『JIN&JULES Powered by NO GOOD TV』も始まっている。 本誌も赤西の“絶好調”ぶりをたびたび見てきた。19年6月に都内の高級寿司店のオーナーになり、ハワイへの出店も計画していることを報じた。19年11月には、ソロライブ終わりの錦戸をねぎらうべく、西麻布で開かれた打ち上げに山田とともに参加する姿を目撃。飲み会は朝方まで続くなど、かなり盛り上がった様子だ。 派手な生活を送っているように見える赤西だが、私生活ではかなりのイクメン。妻の黒木メイサ(33)が第二子を出産した翌年の17年10月、赤西が一人で訪れていたのは西船橋にある家具量販店「IKEA」。巨大なカートを押しながら、赤西は気になった大型家具を次々と撮影していく。どうやら自宅で待つ黒木にメールを送り、購入のお伺いを立てていたようだ。 再起に励む田口に、好調な赤西。果たして田中容疑者は、這い上がることはできるのか。