神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、死刑判決が確定した白石隆浩は、SNSで自殺願望のある女性を探してターゲットにしていた。白石死刑囚に面会したジャーナリストの渋井哲也さんは「『ひたすら寄り添う』というネットナンパの手口が使われた。被害者の自殺願望を悪用した事件だ」という――。 ※本稿は、渋井哲也『ルポ 座間9人殺害事件 被害者はなぜ引き寄せられたのか』(光文社新書)の一部を再編集したものです。 ■なぜ見知らぬ人との自殺を考えるのか 面会後、私は立川拘置所を出て、約250メートル離れた立川市役所内にあるコンビニまで歩いた。白石は「3万円」を提示していたので、とりあえずATMで同額を下ろす。拘置所に戻るまで、よくよく考えた。本当に現金を渡すべきなのだろうか。 私は原則として、金銭の授受を取材条件にしていない。ただ、白石の場合は拘置所内にいて、話を聞けるための関係づくりは難しい。さらに、事件内容は私がライフワークにしているテーマそのものだった。インターネットは居場所になりえるのか。若者はなぜ自殺するのか。インターネット上のコミュニケーションの結果、なぜ見知らぬ人との自殺を考えるのか――。白石と拘置所内で面会した記者たちの記事を読んでも、この点は不明だった。 窓口に向かい、受付の担当者を目の前にするまで迷ったが、熟慮の末、例外的ではあるものの、今回は現金を支払うことにした。現金は、封筒に入れずにそのまま担当者に手渡した。 2回目の面会は4月11日。日程は、最初の面会のときに白石が指定しており、電報で連絡を入れた。白石は手紙の返事を基本的にしない。そのため、今回も当日にならないと、面会できるかどうかは分からない。幸いにもこの日は先に面会をした人はおらず、2度目の面会もすることができた。 ■高校2年生のときからネットナンパを開始 待合室で30分ほど待たされた後、面会室「3番」に通される。このとき、白石は緑色の作業服のような服装をしていた。 白石が席に着くと、私は早速、関心事の1つであった「ネットナンパで出会えた人数」について質問した。 「正直、学生時代には全然会えていなかったんです。月に1人会えればいいほう。社会人になってからは1、2週に1人ですね」 前述の通り、白石はネットナンパを17歳、高校2年生のときから始めている。一方で、ナンパで女性と出会えるようになったのは、高校卒業後、就職をして1人暮らしになってからのようだった。出会う頻度が高くなったのは、やはり「コツが分かった」からということなのだろうか。 「そうです。それに、スマホの普及でアプリが出てきたからです」
2022年 2月 の投稿一覧
女性の下着…自宅から1000点押収【熊本】
コインランドリーで女性の下着などを盗んだとして男が逮捕された。男の自宅からは下着など約1000点が押収された。 警察が押収した女性ものの下着や制服。その数は約1000点に上る。 窃盗の疑いで逮捕されたのは福岡県八女市の無職、杉山和義容疑者49歳。杉山容疑者は1月4日、玉名郡にあるコインランドリーの乾燥機から女性の下着やシャツなど10点を盗んだ疑いがもたれている。 警察によると犯行当時、被害にあった女性はランドリーを離れていて乾燥機のドアは誰でも開けられる状態だったという。 杉山容疑者は「福岡と熊本県北部のコインランドリーで十数件やった」と供述していて警察は余罪についても調べている。
『真犯人フラグ』考察 真犯人は河村か 「事件全体を通して得をしている唯一の人物」
加藤浩次、安村直樹アナウンサーが18日放送の『スッキリ』(日本テレビ系/毎週月~金曜8時)に出演。同局で放送中のドラマ『真犯人フラグ』(毎週日曜22時30分)について、独自の考察を語った。 1話につき5回は視聴するという安村アナは、真犯人は週刊追求の編集長・河村(田中哲司)だと考察。理由として仕事柄あらゆる情報を手に入れることができること、強羅(上島竜兵)と深い関わりがあることなどを挙げ「自らの情報網を生かして、失踪事件に関係している一人ひとりの弱みを握って、それをネタにゆすって自分の思い通りにことが運ぶように全体をコントロールしているのではないか」と語った。 動機については、第16話で週刊追求の社員が話していた内容に注目し「事件以来(雑誌の)売り上げ部数が伸びていて、次期編集局長と言われている。仕事では大きなメリットがありますよね」と説明。さらには学生時代のマドンナ・真帆(宮沢りえ)を凌介(西島秀俊)に取られた、という嫉妬心もはらせると話し「つまり河村は、事件全体を通して得をしている唯一の人物といえるのではないでしょうか」と推測した。 安村アナの考察には他の出演者から「動機が弱すぎる」という声や「ここまでのリスクを背負ってこんなことをするだろうか? 強羅とは職業柄グレーな人とのつきあいがあるのではないか」という意見が飛び交っていた。 また、森圭介アナウンサーは第16話で登場した二宮(芳根京子)の部屋が、本木(生駒里奈)の部屋の間取りと同じだと指摘。2人は同じマンションに住んでいて、郵便物のポストなどで連絡を取れるため、二宮は本木に何かしらの司令を送ることも簡単なのではないかと考える。しかし、二宮は何かしらの犯人ではあるが、黒幕ではないのではないかと口にした。 加藤は二宮について、家族や親戚が強羅に殺されていて、その真相を突き止めるために凌介の周りにいる、と考察。そして本木に関しては「ただの一星のストーカーで終わりますかね?」と疑問を投げかけた。これまでに二宮がカセットテープを聞いているシーンがあるが、加藤は「当時何かを録音していて、強羅の声とか強羅につながるようなのがあって、警察も逮捕できない強羅を、二宮が動いて捕まえようとしてる。そこになんらか本木も絡んでる」と考えを語った。
「バスジャックだ」5億円要求の43歳取り押さえ 乗客らに感謝状
名古屋市北区で1月、市営バス内で刃物を持っていたとして男性(43)が銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された事件で、愛知県警は18日、市営バスに乗り合わせた乗客4人に対し、事件解決に貢献したとして感謝状を贈った。車内では男性が「バスジャックだ」と運転手を脅し、身代金を要求していたが、「映画を見ているようで現実感が全くなかった」「普段使っているバスでこのような事件に巻き込まれるとは予想もしなかった」と当時の心境を振り返った。 感謝状が贈られたのは、いずれも名古屋市北区の林健司さん(25)▽小嶋潤さん(27)▽小川純さん(35)――ら計4人。 事件は1月20日夜に発生。名古屋市北区の就労支援作業員、山田哲也被告(43)=人質強要処罰法違反などで起訴=がバス内で運転手に「バスジャックだ」などと果物ナイフを示して脅し、身代金として現金5億円と覚醒剤30キロを要求。乗客らは110番し、運転席近くで山田被告を取り押さえ、駆けつけた警察官が逮捕した。乗客13人にけがはなかった。 愛知県警本部であった贈呈式では、増田好泰地域部長が国枝治男本部長名の感謝状を手渡した。林さんは発生時のことを「現実と思えず、頭の整理がつかず、心臓の音が大きく聞こえた」とし、小嶋さんも「無我夢中で行動した。けが人がいなくて本当によかった」と振り返った。 「自分の少しの行動と他の方の協力でこのような結果となり素直にうれしい」と小川さん。幼い息子の夢がバスの運転手といい、「今後はこのような事件が起きないでほしい」と話した。【藤顕一郎】
岡山市の路上で女性のバッグ奪いけがをさせた疑い 20代の男3人を逮捕 岡山県警
岡山市の繁華街近くの路上で女性のハンドバッグを奪ってけがをさせたとして18日、男3人が逮捕されました。