2022年 2月 の投稿一覧

「長野県犯罪被害者等支援条例」制定求めてきた被害遺族の思いは 長野

2月県議会に提案された「長野県犯罪被害者等支援条例」。 住まいの確保や給付金の支給など、犯罪の被害にあった人や、その遺族を支援するための条例です。 条例の必要性を訴え続けてきた犯罪被害者の遺族がいます。 (市川武範さん)「娘も次男も優しかった、家族思いで人思いで、人のために何かしたいという思いを2人とも持っていました」。 市川武範さん56歳。 おととし、一夜にしてかけがえのない子ども2人の命を奪われました。 2020年5月26日の夜、坂城町の住宅に暴力団組員が押し入り、当時22歳だった市川さんの長女と16歳の次男を拳銃で殺害。 その後、男は自殺しました。 (市川武範さん)「2人がこんな形でこの世を去らなければいけなくなってしまった…次男と長女2人の命が無になってしまうのがあまりにもやるせない悲しい」。 事件の2日前、組員はコンビニの駐車場で、組員の元妻と会話をしていた市川さんの長男に対し暴行を加え、逮捕状が出されていました。 (市川武範さん)「一番傷ついているはずの長男、何にも悪いことしていないのに」「会社の目の前のコンビニで話をしていてそれのどこが悪いんだ」。 悲しみに打ちひしがれていた市川さん。 さらに追い打ちをかけるように、周りからの心無い誹謗中傷や、目を疑うような言葉が並べられた匿名のはがきが届きました。 (市川武範さん)「世間から近所からも攻撃され続け、生きる場所を、自治会からは追い出され、市川家の場合には非常に攻撃される立場になってしまいました」。 (市川武範さん)「ここに倒れていて血の掃除は私がしました、愛おしいくらいですよ」。 自宅の床にはぬぐい切れず、今なお残る血痕。 事件直後、自宅を離れて町営住宅への入居を希望しましたが叶いませんでした。 体調を崩し仕事が続けられなくなった市川さんは、経済的にも苦しい状況に陥ります。 (市川武範さん)「自分たちはどういう風にどこでどうやって生きていけばいいんだと非常に辛さと孤独は感じました」「突き放されて勝手にひとりで自分で生きていけと言われているような感じでした」。 4か月後、事件を受け、坂城町は県内で初めて犯罪被害者などを支援する独自の条例を制定。 市川さんは町営住宅への入居や見舞い金の給付などの支援を受けることができました。 (市川武範さん)「2人を一気に失ってしまっただけでも大きな傷、そこを少しでも早く生きる力を取り戻す助けを行政がしてくれるという意味で、条例は大事なものだと改めて感じました」。 去年10月、市川さんは、条例を全県に広めようと活動を始めます。 (市川武範さん)「肉体への暴行は刑事罰ですけど、心への暴行は民事なんですよね」。 シンポジウムなどで自身の体験談を交えながら、条例の必要性を訴えてきました。 (市川武範さん)「『きまりがないので』には怒りがこみ上げるほどうんざりしているのでだったら県条例を作るしかない」「2人の命があったおかげで助かる人々が出てくる、増えてくると、2人の命を救えなかった父親としてできることではないかと考えて活動しています」。 県は条例案を2月県議会に提出し4月の施行を目指しています。 (市川武範さん)「制定して終わりではなくその運用をきちんとしていかなくてはならない、より実効性を高めた条例と施策施行に努めてほしい」。 条例案は犯罪の被害に遭ってしまった人やその遺族などを支援するもので・県営住宅への優先的な入居・給付金の支給・2次被害防止に向けた学校教育などが盛り込まれています。 県によりますと、給付金の支給が条文に明記されれば全国初で、国からの給付金の有無に関わらず受け取ることができます。 警察庁によりますと、全国では既に32の都道府県でこうした条例がありますが、県内ではこれまでに唯一、坂城町で制定されていただけでした。 県条例が制定されれば大きな前進と言えますが、一方で条例ができたからといって犯罪被害者の苦しみが解決するわけではありません。 市川さんは条例を県民に分かりやすく広く伝えることや、より良いものに改善し続けることが大切だと話しています。 県は、来月11日までホームページで県民からの意見を集めています。

百貨店員などを装い、カードをドアノブに掛けさせる 窃盗の疑い、中国籍の男逮捕

兵庫県警明石署は17日、窃盗の疑いで、中国籍で東京都台東区、貿易会社経営の男(25)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は、何者かと共謀して同日、明石市の女性(85)に百貨店員などを装って「あなたのクレジットカードが不正利用された。銀行協会の者がうかがうので、玄関のドアノブにキャッシュカードを掛けておいてほしい」などと電話し、女性宅でカードを模した茶封筒入りのビニール袋を盗んだ疑い。調べに対し、容疑を否認しているという。 同署によると、女性からの通報を受け、張り込みをしていた明石署員が同容疑者を取り押さえた。

オースティン・バトラーがエルヴィスに変身! バズ・ラーマン監督の『Elvis』のトレーラーが公開

映画『ロミオ+ジュリエット』や『華麗なるギャツビー』で知られるバズ・ラーマン監督の手がけたエルヴィス・プレスリーの伝記映画『Elvis(原題)』。エルヴィス役にオースティン・バトラーが抜擢されたことで注目を集めていたがついに完成。トレイラーが公開された。

考察『愛しい嘘』5話「逃げなさい、あなたも殺されるわよ」ますます怪しい雨宮(林遣都)と、もうひとり

14年ぶりに中学の同窓会で再会した仲良し6人組。奈々江(新川優愛)、優美(黒川智花)が亡くなり、4話では雨宮(林遣都)が刺された。5話で一命をとりとめた雨宮にはどうやら「裏の顔」もありそうだ。関係を深める望緒(波瑠)は大丈夫?『愛しい嘘~優しい闇~』第4、5話を振り返り、謎解きのポイントを考察します。