2022年 2月 の投稿一覧

突入志願「使命果たす」 元長野県警機動隊員 あさま山荘事件から50年

過激派グループ連合赤軍のメンバーらが長野県軽井沢町の「あさま山荘」に立てこもった事件は、人質救出とメンバーらの逮捕から28日で50年となる。 県警機動隊の分隊長として山荘への強行突入に加わった箱山好猷さん(86)が取材に応じ、当時の緊迫した様子を語った。 1972年2月19日、銃で武装した連合赤軍メンバー5人が、あさま山荘に管理人の妻牟田泰子さんを人質に取って立てこもった。こう着状態が続き、警察は何度も作戦を練り直した。 山荘2階に人質がいる可能性が高いとされ、県警機動隊が突入することになった。箱山さんは「誰かがやらなければ」との思いで志願。破壊工作班長に任命され、隊員5人と人質救出に向かうことが決まった。 突入決行の28日朝、軽井沢署から現場に向かう車中、箱山さんの目に雪化粧をした山々が映った。朝日が照らし黄金色に輝く雄大な自然を前に、ふと自宅で帰りを待つ妻と小学生の息子2人の顔が浮かんだ。心の中で「もしものときは親子3人、いつまでも元気で仲良くいてくれ」と語り掛けた。 突入命令が下り、「行くぞ」と隊員らを鼓舞した。箱山さんの指揮の下、隊員らがハンマーなどを使ってブロックの外壁を壊していると、突然「分隊長、危ない!」という隊員の叫び声が。メンバーが投げた爆弾が足元に落ちたが、幸いにも不発だった。 箱山さんは「爆発すれば死んでいたかもしれないが、当時は自らの使命を果たすという思いしかなく、恐怖はなかった」と振り返る。 壁を突き破り、制圧用のガス弾の煙が立ちこめた2階に入った。メンバーらの姿がないことを確認し、窓から旗を振った。その後、3階にいた5人が逮捕され、人質が無事救出されたとの報告を聞き、胸をなで下ろした。 事件では、警察官2人が殉職した。「2人のご功労のおかげで、世の中は平穏になっています」。50年を経て、共に命を燃やした同志にそう伝えたい。

直前に口論か 旭川駅で男性”刺殺” ベトナム人の男を逮捕

27日、JR旭川駅でベトナム人男性が刃物で刺されて死亡した事件で、警察は事情を聞いていたベトナム人の男を殺人の疑いで逮捕しました。 旭川市のベトナム人グエン・ゴック・トゥン容疑者は27日、JR旭川駅構内でベトナム国籍のタン・バン・ギアさんを刃物で刺して殺した疑いがもたれています。記者:「現場は普段多くの人が休憩するスペースとなっていますが、今は捜査の札が立てられ、血だまりも確認できます」。タンさんは首など上半身を複数回刺され、意識不明の状態で病院に運ばれましたがその後、死亡しました。グエン容疑者はタンさんを刺した後現場付近からタクシーに乗って逃走していましたが、通報からおよそ3時間後、自宅にいたところ警察に確保され、任意で取り調べを受けていました。警察の調べに対しグエン容疑者はタンさんを刺したことは認めていますが、殺意については曖昧な供述をしているということです。事件の直前、2人が口論していたという目撃情報があり、警察が当時の状況を詳しく調べています。

群馬・みどり市 同居の母親刺し殺害か 38歳男逮捕

群馬県みどり市の住宅で27日、71歳の女性が刺されて死亡した事件で、同居する38歳の息子が殺人の疑いで逮捕されました。 無職の新井裕昭容疑者(38)は27日未明、みどり市笠懸町の自宅で、同居する母親の美代子さん(71)の胸などを鋭利な凶器で複数回刺して殺害した疑いが持たれています。 父親が朝になって美代子さんが寝室で倒れているのを見つけて通報し、「妻が息子に刺された」と話していたことなどから、警察は新井容疑者の身柄を確保して事情を聴いていました。 新井容疑者は容疑を認めていて、「色々と注意されていて頭にきた」と話しているということです。 容疑者は両親との3人暮らしだったとみられています。

思わず犯人に同情した『金田一少年の事件簿』の「切なすぎる事件」3選 やるせない結末に涙…

推理ミステリー『金田一少年の事件簿』は、雑誌『週刊少年マガジン』(講談社)に連載されていた推理マンガ。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一(きんだいちはじめ)が、祖父譲りの推理力で事件を解決していくというストーリーで、コミックだけでなく歴代の実写版ドラマも大好評。2022年4月からは、五代目・金田一役を演じる「なにわ男子」の道枝駿佑(19)、七瀬美雪役・上白石萌歌(21)、剣持警部役・沢村一樹(54)らが出演する、新たなテレビドラマが放送される。 そんな『金田一少年』は、巧妙なトリックが用いられた難事件の真相を解き明かしていく内容だが、どちらかと言うと真犯人に共感するようなエピソードも存在。そこで今回は、個人的に悲しすぎる犯人の境遇に同情してしまった3つの事件を紹介したい。 ※下記内容には『金田一少年の事件簿』に登場する事件内容のネタバレが含まれています。作品未読の方はご注意ください。