15日、アンジャッシュの渡部建が、千葉テレビの番組『白黒アンジャッシュ』でテレビ復帰を果たした。 スキャンダルを起こした芸能人たちに対して、テレビ局が復帰を許す条件とは、いったい何なのか? たぶん多くの人が気になるテーマだろう。 しかし、残念ながらこのテーマは少し“間違っている”と、長年テレビ業界で働いている私は思う。なぜなら許すのはテレビ局ではないからだ。 私は長い間、番組のプロデューサーという立場の仕事をしている。そんな私がふと脳内シミュレーションをしてみる。こんなシチュエーションだ。 「もし、私の番組で“スキャンダルで出禁状態になっているタレント”をキャスティングしようとしたらどうなるか」 一応、番組プロデューサーといえば“番組の社長”とも言われる番組トップの役職だ。どんな内容の番組にして、スタッフは誰にするか、そして誰に出演してもらうか、だいたいのことは自分の裁量で決められる。要はその結果に責任を持てばいいだけのことだ。 しかし、残念ながら「スキャンダルで出禁状態になっているタレント」を自分だけの考えでキャスティングすることはできないだろう。もしそんなことを勝手に決めたら、間違いなくそのことを嗅ぎつけた上司に呼び出される。そしてチーフプロデューサーだったり、局長といった制作部署の偉い人は、私に対して「勝手なことをしては困る」と叱責するだろう。 「出禁を解除する」のは一介のプロデューサーレベルで決められるようなことではまったくないのだ。 では、一応の筋を通した上で、「復帰」させるとしたらどうすればいいのか。 最低でも「その番組の制作を担当する局」と「編成」そして「営業」の上層部は参加して話し合いをしなければならない。そして、おそらくコンプラ担当や社長室なども加わるだろう。 しかし、その場で話し合われることはきっと「局としてどう考えるか」ということではない。「出演させたとして、大切な関係先はそのことを許してくれるかどうか」ということについて、延々と検討が行われることになるはずだ。 そう、実はスキャンダルを起こした芸能人がテレビに復帰できるかは、テレビ局の問題ではないのだ。許すのは2つの「大切な関係先」である。 その2つとは、「大スポンサーに許されるか」ということと、「芸能事務所に許されるか」という点に尽きる。それぞれについて詳しく説明していこう。
2022年 2月 の投稿一覧
メキシコからの移民女性、性的人身売買の実態を証言「逃げ出さないと死んでしまう」
メキシコ移民のデリアさんは2020年3月、国際売春組織の裁判でファーストネームしか明かさないという条件で証言。そして2022年、現地時間10日に米ブルックリンの裁判所で行われた量刑裁判で被害者陳述を行った。14歳の時、メキシコを離れて米国にやって来たデリアさんにニューヨークで売春するよう強要した男の量刑裁判だ。 2年前に証言したときは、スペイン語通訳の同席のもとで質問に答えていた。10日の陳述ではたった1人で、それも英語で(彼女にとっては生まれ育ったマヤの方言とスペイン語に続く3つ目の言語)人身売買業者に向かって堂々と語りかけた。「フランシスコ、あなたは私に地獄を味わわせた。だからあなたも地獄に行けばいい」と彼女は言った。「決めるのは神様の思し召しではありますが、フランシスコ・メレンデス-ペレスが私や他の被害者にした罰として、裁判所には考えうるもっとも厳しい刑を与えていただくようお願いします」 メレンデス-ペレス被告は家族経営の売春組織の一員として、他の4人の被告とともに2020年に有罪判決を受けた。政府の主張によれば、この組織は2006年から2017年にかけてメキシコから少女や若い女性をアメリカに密入国させ、ニューヨークやロングアイランド、ニュージャージー、コネチカット、デラウェアで売春をさせていた。男たちは愛情や結婚、金銭面での安定を餌に女性や少女たちを騙した後、暴力や恐喝で売春から逃られないようにしていた。 人身売買の被害者は、1日に数十人の男たちと性行為するよう強要された。加害者たちはコンドームを配布し、1日の終わりに未使用コンドームの数を数えることで客数を記録していた。デリアさんは被告らから売春を強要されたと証言した6人の被害者のうちの1人で、この他にも2件の量刑判決で陳述を行った。「加害者と対峙したいと思ったんです」とデリアさんはローリングストーン誌に語った。「それに、他の被害者にも正義を果たしてあげたいと思いました。彼女たちにも、私と同じように警察当局と話せるようになってほしいですし、(警察の方にも)私の事件の担当官のように被害者の声に耳を傾けてほしい」
『愛しい嘘~優しい闇~』ラストの怒とうの展開に驚きの声続出「ゾクッとした」(ネタバレあり)
女優の波瑠が主演を務め、俳優の林遣都が共演するドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分)の第6話が18日に放送。ラストに望緒(波瑠)が気付いたあることに視聴者からは「ゾクッとした」「衝撃すぎて…」などの反響が集まっている。(※以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください)。 玲子(本仮屋ユイカ)から、雨宮(林)が過去に交際相手に暴力を振るって逮捕されていたことを聞いた望緒。しかも雨宮はその後、自殺した交際相手の兄・古掘和也(木村了)から訴訟を起こされていたというのだ。動揺した望緒は、玲子と一緒に古堀に話を聞きに行くことに。古堀が言うには、提訴後、雨宮には否がなかったことが判明。実際、訴えもすでに取り下げたと聞き、望緒は胸をなでおろす。 その後、玲子の調査により、今まで不審な動きをしていた“ミリタリーコートの男”が古堀だったことが判明し、望緒たちは古堀が中野幸なのではないかと考える。稜(溝端淳平)と雨宮は、古堀の働く工場を訪れるが、そこに古堀の姿はなかった。従業員も連絡が取れず、家ももぬけの殻だというのだ。 そんな中、望緒は約束していた雨宮の似顔絵を描くことに。学生時代にいつも雨宮のことをスケッチしていた望緒。横顔が一番得意なのだと描き始めるが、そこで望緒は、昔自分が描いていた雨宮と、目の前にいる人物の耳の形が違うことに気付く。望緒が「誰? あなた…誰?」と尋ねると、雨宮はその場から逃げるようにして立ち去ってしまう。1人になった望緒は「あの人は雨宮くんじゃない」とつぶやくのだった。 人気のない場所に着いた雨宮は自分の耳を押さえて叫び声をあげる。そんな雨宮の目の前に、古堀が現れたところで第6話の幕は閉じた。 衝撃の展開に視聴者からは「ゾクッとした」「怖すぎ」「息つく暇もなくずっとドキドキ」「なにごとーーー!?」「最後…ホラーやん」「衝撃すぎて…」などの声が続出。“雨宮”の正体についても「中野くんと雨宮くん入れ替わり説」「雨宮くん誰なん」「古堀が雨宮で、雨宮が中野くんってこと!?」などさまざまな声が集まっている。
東大前で3人刺した17歳 事件直前にスマホで調べた“ある事件”と“黙秘作戦”に転じた理由
事件は連鎖するのか――。 東京大学前の路上で1月、共通テストの受験生ら3人を刺した愛知県名古屋市の高校2年の少年A(17)。2月5日、通行人の男性会社員(72)への殺人未遂などの容疑で再逮捕された。 実は事件直前、Aは“ある事件”をスマートフォンで検索していたという。 警視庁担当記者の話。 「Aは逮捕直後に『スマホは捨てた』と供述していましたが、警視庁は名古屋市内にあるコンビニのトイレのゴミ箱に捨てられていたスマホを発見。解析したところ、事件直前、昨年8月に小田急線の車内で男が10人を刺して重軽傷を負わせた事件について検索していたことが判明しました」 Aは東大前での犯行直前、ペットボトルなどに入れた複数の可燃性液体を用意。東京メトロ南北線の車内で液体を撒いて火を付けようとしており、小田急線の車内で油に火を付けようとした男の行動に重なる。 「スマホは検索履歴だけでなく、位置情報やメッセージのやり取りが遺されており、現代捜査の“証拠の王様”。警視庁は解析を進め、Aが上京する直前に名古屋市内を観光していたことも突き止めました」(同前) 逮捕直後には「切腹するつもりだった」と供述していたA。決死の「最後の旅行」だったとされるが、詳しい動機は今も判っていない。というのも、往年の証拠の王様とされてきた供述がここに来て取れなくなってしまったからだ。
カナダ首都のトラックデモ、警察が排除開始
【AFP=時事】カナダの首都オタワで、政府の新型コロナウイルス規制に抗議するトラック運転手らが3週間にわたり座り込みデモを続けている問題で、警察は18日、デモ隊を排除する大規模な作戦を開始、数人を逮捕し、複数のトラックを撤去した。 17日夜にはデモ指導者2人が逮捕され、器物損壊と扇動の罪で訴追されていた。デモ隊排除は段階的に行われ、数日間にわたり続く可能性がある。 オタワ中心部では、騎馬警官を含む重武装の警官隊数百人が横並びとなり、腕を組んで立ちふさがるデモ隊と対峙(たいじ)。ゆっくり整然と前進し、デモ隊を押し出した。 警察はデモ隊に対し立ち退きを命じ、「違法行為をやめ、車両を撤去しなければ、厳しい罰則を科す」と警告した。 AFP記者は、警察とレッカー車が出動し、デモ参加者数人が手錠を掛けられ連行される場面を目撃。数人が地面に押さえつけられたほか、少なくとも1人がトラックから出ることを拒んだため、警察により窓ガラスを割られ引きずり出された。 現場では前日に大雪が降っていたが、デモ参加者は座り込みを続ける構えを見せており、陽気な音楽を流し、ホッケースティックに掲げたカナダ国旗を振るなどした。 「自由の車隊(Freedom Convoy)」も呼ばれる今回のデモは、米国とカナダの国境を行き来するトラック運転手に対するワクチン接種の義務化への抗議に端を発したものだったが、その要求は後に、新型ウイルス規制の全面廃止に拡大した。【翻訳編集】 AFPBB News