愛知県岡崎市の鍼灸師の男が、経営する施術所で客の女性3人に対し、身体を触るなどのわいせつな行為をしたとして24日、逮捕されました。 逮捕されたのは岡崎市の鍼灸師で、「裕一施術所」を経営する尾嵜裕一容疑者(58)です。 警察によりますと、尾嵜容疑者は2020年1月29日午後0時半頃、経営する施術所で当時36歳の女性客に対し、身体を触るなどしてわいせつな行為をした準強制わいせつの疑いが持たれています。 また、2021年11月4日午前10時ごろ当時48歳の女性客に対して、11月9日午後4時半ごろにも、当時39歳の女性客に対して同様の行為をした容疑です。 女性客からの届け出を受けた警察が裏付け捜査し、逮捕に至ったということです。 調べに対し、尾嵜容疑者は「治療行為の一部でありわいせつ目的ではありません」と否認しています。
2022年 2月 の投稿一覧
「私だけ生き残った…」SNSで知り合った20代男女の自殺手助けか 目張りした車内にいたもう1人の男逮捕
三重県いなべ市で去年11月、SNSで知り合った20代の男女の自殺を手助けしたとしたとして、22歳の男が逮捕されました。 逮捕されたのは、住所不定・無職の松本康志容疑者(22)で、去年11月末、いなべ市北勢町の山林に停めたレンタカーの車内で練炭を燃やし、SNSで知り合った京都市と神戸市の20代の男女2人の自殺を手助けした疑いが持たれています。 翌日になり、山林の管理人が「目張りをしている車が停まっていて車内に人がいる」と近くの駐在所に通報し、警察官が確認したところ、車内から松本容疑者と死亡している男女2人が見つかりました。 調べに対し松本容疑者は「一緒に自殺してくれる2人と練炭自殺を図ったが、私だけ生き残った」と容疑を認めているということです。
「中野巻き添え殺人」で、友人を身代わりにして逃げた…中国人留学生の不人情
2022年1月10日、山東省青島市にある城陽区人民法院(下級裁判所)で原告の江秋蓮(こうしゅうれん)と被告の劉暖曦(りゅうだんぎ)との間で争われた生存権を巡る裁判の一審判決が下された。その内容は、被告の劉暖曦に判決の発効日から10日以内に原告の江秋蓮に対して、各種経済損失49万6000元(約900万円)および精神的損害に対する慰謝料20万元(約360万円)を賠償すると同時に本裁判に関する訴訟費用の全額を負担せよというものだった。 劉暖曦が江秋蓮に対して賠償を命じられた金額の合計は69万6000元(約1260万円)であるが、国家統計局の統計によれば、2021年における都市部住民の年間平均可処分所得が4万3504元(約78万円)であることを考えると、69万6000元は約16年分の可処分所得に相当する金額である。 さて、この裁判の原因となったのは、日本の東京で2016年11月3日に中国人留学生が、友人の中国人留学生を未練たらしく付け回す中国人ストーカーから守ろうとして巻き添えを食って刃物でめった刺しにされて殺された事件であった。上記判決の内容を理解するには当該刺殺事件の経緯を把握する必要があるので、その概要を述べると以下の通り。 事件は2016年11月3日の午前0時過ぎに東京都中野区のアパートで発生した。殺害されたのは中国山東省の即墨市(そくぼくし)から2015年4月に来日し、半年間の日本語学校を経て、2016年4月に法政大学大学院に入学した女性の「江歌(こうか)」<事件当時24歳>だった。 江歌は、日本語学校在籍中に同じ中国人留学生の「劉鑫(りゅうきん)」<事件当時24歳>と、同郷の出身であることから親しくなった。この劉鑫が彼女に厄災をもたらした。
北京五輪の裏に見える不都合な格差、「貧困層メダリスト」「鎖の女」事件とは
● 盛り上がった北京五輪閉会式、羽生選手も大人気 2月20日、北京冬季五輪は閉幕し、円満な成功を収めたといえよう。いくつかのエピソードがその成功を裏付けている。 閉会式に入場する各国の選手の人数はもともと600人と想定されていたが、実際は2000人以上の選手が参加した。入場したあと、興奮した選手たちは場内で踊ったりしてその喜びを表現した。司会が「観覧席に移動してください」と3回もアナウンスして催促したが、選手たちの興奮はなかなか収まらなかった。中国の報道によると、これまでの冬季五輪の閉会式での参加者人数として最多記録を更新したという。「これは中国への最大のご褒美」と中国のSNSで喜ぶ声も出ている。 選手村を出るとき、ある米国の女性選手は、SNSに宿泊した客室から持ち帰ろうとしたもの(うち、3つの抱き枕も含む)を一々見せて自慢する動画をアップし、その無邪気な喜びをフォロワーと共有した。ちなみに、選手村の話によれば、選手たちが使用したものなら、持ち帰ってもOKという。 日本がらみのエピソードとなると、フィギュアスケートの羽生結弦選手が出場してからは、専ら話題を独占したといっていいようだ。試合の会場の外では、退場する羽生選手を一目見ようと、北京市民は寒さをものともせずに自発的に集まり、道の両側に長蛇の列を作って辛抱強く待っていた。SNSの世界では、羽生選手関連の動画や情報が氾濫している。羽生選手の一挙手一投足まで、議論と称賛の対象になり、その名前を生かして歌まで作った人もいるほどだ。 その意味では、北京冬季五輪は大成功だと評価していいだろう。開会式と閉会式は中国が自らのソフトパワーをうまく見せた珍しい成功例と言ってもいい。 しかし、一方、複雑な中国社会に潜んでいる深刻な問題もあぶり出された。まず、金メダリストを例にして説明しよう。
なぜ「アサリ偽装」は逮捕されず、「ワカメ偽装」は逮捕されたのか
中国産などの大量の輸入アサリが熊本県産と偽装された問題は、多くのメディアで大々的に取り上げられている。だが、2月20日現在、誰一人逮捕されていない。一方15日には、外国産ワカメを鳴門産と偽装していた疑いで、食品表示法及び不正競争防止法違反として、静岡県の水産会社の社長含め3人の容疑者が逮捕されている。これだけ世間を騒がせ、しかも消費者の不安や怒りが高まっているのに、どうしてアサリ偽装は、誰も逮捕されないのか。(消費者問題研究所代表 垣田達哉) ● 大量のアサリ偽装を行った 水産会社に「注意処分」 農林水産省は昨年12月8日、アサリ偽装を行っていた熊本県の水産会社に対し「生鮮水産物の不適正表示に対する措置」をしている。「生鮮水産物アサリの原産地について、中国産又は福岡県産であるにもかかわらず、熊本県産と事実と異なる表示をし、販売していたことを確認した」ので「食品表示法に基づき、表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止策の実施について指示を行った」のだ。 つまり、農水省は産地偽装をしていた水産会社に対し、「これからは正しい表示をしてください」という注意をしただけである。