2020年、津山市議会議員の男らが、競売物件の自宅や土地を売却させないように妨害したとして、強制執行関係売却妨害の疑いで2月7日、警察に逮捕されました。 逮捕されたのは津山市議会議員の松本義隆容疑者(71)と、津山市下高倉西の建設会社役員、山本照正容疑者(71)です。 警察によりますと、松本容疑者が居住し、山本容疑者が所有する建物と土地について、住宅ローンの返済が滞り、競売物件となっていましたが、2020年12月、広島市の不動産会社が落札。 その後、松本容疑者が競売物件に接する私道の所有権を山本容疑者に移転登記したり、落札した会社に「道路の名義が変わった。この建物に入る道はない」などと電話するなどして競売物件の購入を断念させ、売却を妨げた疑いです。警察は捜査に支障をきたすとして2人の認否を明らかにしていません。 松本市議は現在4期目で、津山市議会の津本辰己議長は「現職議員の逮捕という事実については誠に遺憾。事実関係がこれから明らかになってくると思われますので、推移を注視したい」とコメントしています。