火災現場での窃盗や女性を盗撮したなどとして、千葉県警は鑑識課の男性巡査部長を2月4日付で免職の懲戒処分としました。 免職となったのは、県警本部鑑識課の巡査部長、御園生貴史被告(39)です。 起訴状などによりますと、御園生被告は鎌ケ谷警察署に勤務していた2020年9月、火災の実況見分で訪れた市内の住宅で現金約36万円を盗んだとして窃盗容疑で逮捕・起訴されています。 御園生被告はほかにも、女性のスカート内を3回にわたって盗撮したりインターネットでダウンロードした児童ポルノの動画10点をスマートフォンで所持したとして、県迷惑防止条例違反と児童ポルノ禁止法違反の疑いで、1月、追送検されました。 御園生被告は「盗撮に興味があった。性的欲求を満足させるためにやった」などと話しているということです。 県警はこのほか、知人の女性(20代)に「下着姿の写真を送ってほしい。送らないと前の写真をネットに上げちゃうぞ」などとSNSで脅し画像を送らせたなどとして、警備部第三機動隊の男性巡査(24)を停職6か月の処分としました。この巡査は4日付けで依願退職しています。 県警の川口光浩首席監察官は、「深くお詫び申し上げます。職員に対する綱紀粛正を図り、再発防止に取り組んでまいります」などとコメントしています。