5日夕方、広島県安芸高田市の住宅で、女性を包丁で刺し殺害しようとした疑いで、41歳の元夫が逮捕されました。 女性はその後死亡しました。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、自称・東広島市に住む無職の熊谷良三容疑者(41)です。 警察によりますと、熊谷容疑者は、5日午後6時すぎ、安芸高田市八千代町の住宅の玄関先で、ここに住む熊谷菜美さん(36)の腹などを包丁で刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。 菜美さんは、病院に搬送されましたが、約3時間後に死亡が確認されました。 熊谷容疑者は、警察の調べに対し、「包丁で腹あたりを刺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 2人は元夫婦で、おととし10月、菜美さんの親族は「元夫が家に押しかけて来るかもしれない。パトロールを強化してくれ」と警察に相談していました。 警察は容疑を殺人に切り替え、事件のいきさつを調べることにしています。