文通費、議員の給与…「議員特典」の議論で見逃されがちな“本当の問題”

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国会議員に対して、給与とは別に月々100万円が支払われている、いわゆる「文通費(文書通信交通滞在費)」。日本維新の会が、この費用のあり方について問題を提起したことが注目を集めています。 文通費をはじめ、議員歳費(=議員の給与)や不逮捕特権、発言免責特権など、議員に認められた身分上の利益を「議員特典」と言います。「文通費は高すぎるんじゃないか」といったシンプルな構図で語られがちな議員特典の問題ですが、じつは、国民の政治過程へのアクセシビリティに関する、重要な論点を含んでいます。 九州大学教授で憲法学が専門の赤坂幸一さんが、歴史的・比較法的な観点から解説します。

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