2月5日、侵入した家で60代の女性の頭を金づちで殴り、現金を奪って逃走したとして、27歳の男が逮捕されました。 住居侵入と強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、北海道三笠市に住む土木作業員の山家広明容疑者(27)です。 山家容疑者は2月5日午前9時50分ごろ、市内に住む60代の女性宅に侵入し、持参した金づちで頭を2回殴り、現金数千円入りの財布を奪って逃げた疑いが持たれています。 女性は頭の骨を折るなど全治約1か月の重傷です。 警察によりますと山家容疑者が訪ねたのは仕事の同僚の家で、応対した同僚の妻である女性に「旦那さんから薬と財布を持ってくるよう言われた」と告げ、女性が確認のため夫と携帯電話で通話中に持参した金づちで殴り、その後部屋に押し入り、財布を奪って逃げたということです。 山家容疑者はタクシーで岩見沢市に向かいましたが乗車料金を支払えず運転手に交番に連れていかれ、警察官から事情を聞かれるなかで女性への犯行を自供したため、逮捕されました。 調べに山家容疑者は「頭を殴って財布を奪ったのは間違いありません」と容疑を認め、「仕事が嫌になって逃げたくなり、金が必要だった」という趣旨の話をしています。 山家容疑者は以前この家を訪れ、女性が夫の同僚として食事を振る舞ったこともあったということで、警察が詳しく調べています。