郭尚道前議員の逮捕で与野党が責任をめぐり攻防=韓国大統領選

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韓国最大野党「国民の力」のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領候補は、5日、クァク・サンド(郭尚道)同党元議員が「息子が50億ウォンの退職金を受け取った」とされる疑惑で拘束され、韓国与党の共に民主党からの批判と関連し「責任転嫁に呆れて言葉も出ない」と語った。 尹候補は、同日、チェジュ(済州)カンジョン(江亭)の村を訪問し、住民たちとの懇談会を終えた後、記者会見で次の通り語った。テジャンドン(大壮洞)開発疑惑は、国民の力の問題だとする民主党の主張に反論した。 郭元議員は、大壮洞開発事業の初期2015年にファチョンデウ(火天大有)社が参加したハナ銀行のコンソーシアムが白紙化の危機に直面するや否や、同社の大株主キム・マンベ氏の要請を受けてハナ銀行側に便宜を図った後、息子ビョンチェ氏の退職金名目で50億ウォンを受け取ったとの疑惑を受けた。 民主党側は、尹候補とキム氏の癒着疑惑を提起している。「尹候補の兄(キム・マンベ)が持っているカードなら、死んでくれ」とキム氏が録音した会話の内容を聞いたからだ。 尹候補は「郭元議員に対する法的処分を越え、大壮洞の天文学的な収益について捜査しない政府と想像も出来ないほど偏った捜査当局に呆れるだけだ」と指摘した。また、民主党に対し「既得権勢力の違反と賄賂疑惑に対抗するというのが、その党の基本的立場ではないか」と反問した。 イ・ジェミョン(李在明)共に民主党大統領候補に対しても、繰り返し大壮洞疑惑を明らかにするよう求めた。尹候補は「郭元議員1人をめぐって国民の力の問題だと主張するが、誰の手によって大壮洞の都市設計が執行されたのか」とし、「先のTV討論でも、あり得ない話をしていたが、確実に民主党の市長が設計して執行したことならば、責任の帰属を明確にし、6400億ウォンを越える天文学的金銭がどこに流れたのかはっきりさせるべきだ」と声を強めた。

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