こんな弱い自分が憎い」わずか3歳の娘を自宅に1週間以上放置し衰弱死させた罪などに問われた26歳のシングルマザーは、法廷で涙を流し何度もこう繰り返した。 「人には頼れなかった」という母親。 その背景には、自身が過去に親から受けた壮絶な虐待があった。 ■愛娘との生活を綴った「のあ日記」 【2016年11月30日】 世界でたった1人の大切な存在に。 華やかで愛される人になってほしいから稀華(のあ)。 ギリギリまで悩んで考えた名前。 【2017年3月3日】 ひな祭り。ごちそう作ったけど、 のんちゃんまだ食べられないけど、来年は一緒に食べようね。 ママ頑張るぞ。 娘との日々を写真とともに記録した1冊のノートが法廷で読み上げられた。 ノートの名前は「のあ日記」。 そこには娘の成長を喜ぶ母親の姿があった。 しかし稀華ちゃんはたった3年でこの世を去った。 おととし6月、東京・大田区の自宅マンションでひとり、飢餓と高度脱水症状により亡くなった。 わずか3歳の稀華ちゃんを自宅に1週間以上放置し、衰弱死させたとして逮捕されたのは、他ならぬ母親だった。 ■3歳の娘を置いて鹿児島旅行に