発生11年後に事件解決 情報提供者に300万円支払いへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

警察庁は4日、神戸市北区で平成22年10月、私立神戸弘陵学園高校2年、堤将太さん=当時(16)=が刺殺され、愛知県豊山町の無職の男(29)=事件当時(17)=が殺人罪で起訴された事件について、捜査特別報奨金の支払いを決定したと発表した。 兵庫県警によると、対象者は1人で支払額は300万円。1月28日に県警本部長が警察庁長官に支払いを申請していた。報奨金制度は容疑者検挙につながる有力な情報を提供した人に対して報奨金を支払う制度で、現在14事件が対象となっている。 男は22年10月4日午後10時45分ごろ、神戸市北区筑紫が丘の歩道上で、堤さんの頭や首などを折りたたみ式ナイフで刺して殺害したとして、昨年8月に殺人容疑で逮捕され、今年1月に神戸地検が殺人罪で起訴した。事件をめぐっては、24年12月に報奨金制度の対象となって以降、920件の情報が寄せられた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。