特殊詐欺グループに電話回線を提供したとして、男2人が逮捕されました。男らがこれまでに提供したとみられる130回線が詐欺に使われ、1億2000万円の被害が確認されています。 石田一生容疑者(39)と出沼悠己容疑者(37)は去年4月、東京・新宿区に住む60代の女性が400万円をだまし取られた特殊詐欺事件で、詐欺グループに電話回線を提供して犯行を手助けした疑いが持たれています。 警視庁によりますと、石田容疑者は電話会社から大量の回線契約を結ぶ電話再販会社の代表で、出沼容疑者から指示を受けて詐欺グループにおよそ130回線を提供したとみられています。 これらの回線は、157件の詐欺事件で使われ、1億2000万円の被害が確認されています。