期待の若手であるメイソン・グリーンウッドが逮捕されるなど、暗いニュースの多かった最近のマンチェスター・ユナイテッドだが、ようやくポジティブな話題が流れてきた。 英『The Guardian』によれば離脱の続いていたポール・ポグバは戦線に復帰するようだ。報道によれば5日に予定されているFAカップのミドルズブラ戦で起用する可能性があると指揮官であるラルフ・ラングニックが明言している。復帰となれば昨年11月に行われたアタランタ戦以来のプレイとなる。 マンUとすればポグバの復帰は大きい。フランス代表MFが不在の際は中盤が手薄であり、スコット・マクトミネイ、フレッジ、ネマニャ・マティッチの3人で中盤をローテーションしていた。これからのシーズン後半戦を戦うには3人は少なく、ポグバが復帰し、4人となるだけでもスカッドが潤うことになる。 さらにポグバが戻ることで失われていた攻撃の創造性がある程度は戻ることになる。オーレ・グンナー・スールシャール前監督からラングニックへ監督が代わった際に守備で明らかな改善は見られたが、攻撃の質はガクッと落ちている。攻撃の主軸であるブルーノ・フェルナンデスへ依存など多くの要因が考えられるが、ポグバの不在も大きかったのだろう。実際にポグバが負傷前に記録した7アシストの数字は依然誰にも更新されておらず、チャンスメイカーの少なさを露呈することになった。 今季で契約が終了することになっており、今後の去就が不透明なポグバ。それでも、シーズン終了後まではマンUの選手であり、プレミアやCLを戦い抜くには彼の創造性は必要になる。実力は確かなだけに怪我で失った時間を今後の活躍で取り戻すことはできるのだろうか。