昭和25年、静岡県二俣町(現・浜松市天竜区)にて発生した一家殺害事件、「二俣事件」。当時18歳の少年が容疑者として逮捕されたが、裁判では一貫して無罪を主張。1・2審で死刑判決がくだったものの、最高裁で判決が覆り逆転無罪となった日本初の冤罪事件である。安東能明・著『蚕の王』はこの事件を題材に、警察・司法の闇に踏み込んだ事実に基づく小説だ。事件発生日と同じく雪の降りしきる日、著者から話を聞いた。
昭和25年、静岡県二俣町(現・浜松市天竜区)にて発生した一家殺害事件、「二俣事件」。当時18歳の少年が容疑者として逮捕されたが、裁判では一貫して無罪を主張。1・2審で死刑判決がくだったものの、最高裁で判決が覆り逆転無罪となった日本初の冤罪事件である。安東能明・著『蚕の王』はこの事件を題材に、警察・司法の闇に踏み込んだ事実に基づく小説だ。事件発生日と同じく雪の降りしきる日、著者から話を聞いた。